秋になると美味しそうなりんごがお店にたくさん並びますよね。
さまざまな種類のりんごがあり、これも、これも!とついつい買ってしまいたくなるものです。
りんごは比較的長く保存できる果物ですが、気づくと柔らかくなっていたり、シワシワになっていたり。
ひどいときには表面が変色することまでありますよね?
でも、
りんごが腐ったのか?
まだ食べられるのか?
見分けるポイントはあまり知られていないかもしれません。
そこで今回は、りんごが腐ったときの特徴や見分け方をご紹介します。
さらに、腐らないための保存方法もお伝えします。
りんごを美味しく食べられるように、腐ったときの特徴を押さえておきましょう!!
りんごは腐るとどうなる?
りんごが腐るとこうなるらしい
はじめてみたw pic.twitter.com/TsF50No6dn— 芋りベル (@imoripubg) May 17, 2021
りんごは比較的保存のできる果物ですが、時間が経てば腐ってしまいます。
りんごが腐ったときの特徴には次のようなものがあります。
断面 | 切ったときの中央部分が茶色に変化している |
---|---|
見た目 | 皮が茶色や黒色に変化している、水分が出ている |
感触 | ぶよぶよと柔らかい、軽い |
臭い | 酸っぱい腐敗臭 |
味 | 酸っぱい、苦い、渋い |
りんごが腐ったときには、変化がはっきりと分かります。
りんごを切って中を見たときに、芯の付近を中心に茶色に変化している場合があります。
これは、「蜜腐れ」と呼ばれます。
蜜腐れは、りんごの成長過程で蜜が果肉全体に上手く吸収されず、蜜が変色してしまう現象です。
変色や異臭などがなければ食べても体に害はないですが、蜜が腐っているため、甘いというよりは苦みが出ていて美味しくはありません。
蜜腐れのりんごは外見だけでは分からず、切って初めて分かります。
お店によっては返金や交換もしてくれるので、相談してみるのもアリですよ!
皮が茶色になってしまったとき、全体に広がっていれば廃棄した方が良いです。
でも、一部分の変色だけであれば、その部分だけ取り除けば食べられます。
りんごが腐ると、非常に軽くなったり、手に取ったときにフニャフニャになり水分が出てきたりする場合があります。
果肉が柔らかすぎると感じたときは、かなり腐敗が進んでいる可能性が高いです。
ここまで腐ったりんごは残念ですが、食べずに捨てましょう。
酸っぱい臭いがある場合や、味がおかしい場合も、腐敗が進んでいるため、捨ててください。
ちなみに、
皮がシワシワになっていた!
という経験もありますよね。
シワシワになっただけで、腐った特徴が他になければ、ギリギリ食べても大丈夫です。
シワシワのりんごには、もはや本来のみずみずしさはありません。
水分が抜けてパサパサしています。
もし、中身が茶色になっているのであれば、食べないようにしましょう。
りんごは腐るとカビが生える?見分け方は?
知る人ぞ知る 4-23
キレイなのは全部売れてしまって買えなかったので訳あり品😅
実は訳あり品は持っていきたくないのだけどこれは別。写真みたいにつる割れ、芯カビがかなり出やすい
だから管理番号だけで名前を貰えなかった可哀想な品種
味はりんごの中でも一番好きかも……? pic.twitter.com/NYKbndwqhl
— はたんきょー (@hatankyo1) November 4, 2021
りんごは腐りが進んだ部分や傷んだ部分から、カビが生えてきます。
カビは見た目にもはっきり分かります。
りんごのカビには、主に
白カビ
黒カビ
があります。
白カビ | ふわふわとした綿状の白いカビ。 |
---|---|
黒カビ | 綿状の黒いカビや、表面の凹んだ部分が黒くなるカビがある。 |
外見は問題がなくても、切ってみると中にカビが生えている場合もあります。
りんごの種付近に白いふわふわしたカビのようなものがついているのを見たことがあるかもしれません。
これは、
「芯カビ」という病気です。
りんごの成長過程でカビ菌が侵入し、種の辺りから徐々に全体に広がっていきます。
芯カビの場合
●芯の部分だけにカビが生えているなら食べられる
●実の部分にもカビが生えているなら食べられない
という見分け方があります。
カビが生えてしまったりんごは、カビ部分を取り除けば食べられそうですよね。
でも、中まで菌が浸透している可能性があるので、食べずに廃棄するようにしましょう。
りんごが腐らない様にするおすすめの保存方法は?
りんごが腐る原因には
●暖かい場所で保存している
●乾燥した場所で保存している
●保存期間が長過ぎる
ことが考えられます。
3つの原因を上手く回避できれば、りんごが腐るのを遅らせることが可能です。
りんごを丸ごと保存するときは、
●常温
●冷蔵
●冷凍
の3つがあります。
常温
①乾燥を防ぐために、りんごを1個ずつ新聞紙などで包む
②18℃以下の風通しの良い冷暗所で保存する
りんごが旬を迎える時期は気温も低くなり、常温でも長期間の保存が可能です。
暖房で室温が高くなっただけでも腐りやすくなるので、注意しましょう。
冷蔵
①りんごを1個ずつ新聞紙で包む
②さらに1個ずつビニール袋に入れ、袋内の空気を抜く
③冷蔵庫の野菜室で保存する
冷蔵の場合も常温と同じように新聞紙で包んでから保存すると、湿度が保たれて新鮮な状態をキープできますよ。
冷凍
①りんごを水でよく洗う
②しっかりと水気を拭いてから1個ずつビニール袋に入れる
③ビニール袋内の空気を抜いてから縛る
④冷凍庫に入れて保存する
りんごは冷凍することで糖度がアップします。
半解凍でシャーベットとして食べても良いですね。
まとめ
りんごは果物の中でも長持ちする方ですが、もちろん条件がそろえば腐ってしまいます。
腐ったりんごは、傷んだ部分を取り除けば食べても問題はありません。
でも、ご紹介した中の異臭やカビなど、傷みがひどい場合は残念ですが、食べずに捨てましょう。
特にひどいカビは、菌が内部に広く浸透している可能性が高いので、絶対に食べてはいけません。
りんごは比較的寒い環境で育つため、特に温度管理には注意が必要です。
保存の仕方によって腐りを遅らせることも十分に可能ですよ。
腐りが進んだりんごは、風味も落ちています。
保存しつつも、できるだけ早めに食べてしまいましょう。
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