きゅうりは緑色が一般的ですが、
黄色いきゅうり
を見たことがありますか?
あまりお見かけする機会のない黄色いきゅうりについてお話ししたいと思います。
きゅうりが黄色い原因はなぜ?
黄色いきゅうりってあるの?
きゅうりって緑色しか知らないよ?
と思っている方に黄色いきゅうりがあることを説明いたします。
黄色いきゅうりには、二種類あります。
収穫したときは緑色だったのに黄色になったきゅうり
収穫したときから黄色いきゅうり
この二種類どちらも、きゅうりなのですが全く違います。
まず、二種類の違いについて説明します。
収穫したときは緑色だったのに黄色いきゅうり
収穫したときは緑色だったのに黄色くなったきゅうりは、普通にきゅうりを収穫し常温保存や冷蔵保存していたものが、追熟し黄色いきゅうりになったものです。
収穫したときから黄色いきゅうり
収穫したときから黄色いきゅうりは、収穫前に株についたまま完熟したきゅうりのことです。
きゅうりは株につけたまま放置すると2日~3日であっという間に大きくなります。
葉が茂っているところでは見つけにくく、収穫が遅れると完熟してしまうことがあるからです。
スーパーや八百屋では見かけることはありませんが、家庭菜園などを趣味としている方なら見かけることがあります。
きゅうりが黄色いけど、食べても大丈夫?
二種類ある黄色いきゅうりで説明です。
まずは、「収穫したときは緑色だったのに黄色いきゅうり」は劣化している証拠なので食べない方がいいでしょう。
緑色のきゅうりが黄色いきゅうりになったということは、収穫後、日にちが経過しすぎて、追熟したきゅうりになっています。
追熟しているといえば美味しそうに感じますが、実際は腐敗が進む期間です。
どうしても食べたいといわれれば、まだ腐ってはいないので、食べられないとはいえないですが、 味も苦味が出て美味しくないのでおすすめしません。
しかし、「収穫したときから黄色いきゅうり」は食べられます。
この黄色いきゅうりは完熟して収穫しているから黄色いだけです。
よく八百屋などで販売されている緑色のきゅうりは、きゅうりのみとして未熟状態のときに収穫しているものになります。
この未熟なきゅうりは、本来きゅうりに含まれている苦味や渋みを抑えるため美味しく食べられる ように未熟な緑色で収穫されているのです。
昔の日本人は、黄色いきゅうりを食べていたという説があります。
きゅうりの語源も「黄瓜」からきているという説です。
なので、収穫したときから黄色いきゅうりは食べることが出来ますし、黄色いきゅうりを使った料理もあります。
中身や種が黄色いきゅうりの美味しい食べ方は?
完熟した黄色いきゅうりは、いつもの緑色きゅうりとは、ひと味違います。
緑色きゅうりよりも、青臭さがなく、甘味さえ感じます。
もちろん、生で食べることも出来ますし、実がしっかりしているのでソテーなども美味しいです。
また、甘味が増しているのでデザートとして食べることも出来ます。
そんな、完熟した黄色いきゅうりですが、種やワタは強い酸味があり、すっぱいです。
そのまま食べてしまうと料理の邪魔になるので、種やワタは取り除いて料理します。
取り除いた種やワタは、砂糖と甘く煮てゼリーにすれば美味しいです。
いくつか完熟した黄色いきゅうりのレシピを紹介しますね
黄色いきゅうりを使ったレシピを紹介!
【黄色いきゅうりのサラダ】
材料
● 黄色いきゅうり 適量
● 塩 適量
● オリーブ油 適量
作り方
1. 黄色いきゅうりの皮を剥き縦半分に切る
2. 黄色いきゅうりの種とワタをスプーンなどでこそげ取る
3. 種を取ったきゅうりを5mm程の斜め切りにする
4. 軽く塩をふって、塩もみする。
5. 軽く水分を絞り(塩辛いようなら水洗いする)お皿に盛る
6. オリーブオイルをかけて出来上がり♪
*オニオンスライスやにんじんの千切りを振りかけても美味しいですよ
*クラッカーやバケットに乗せて食べると、カリカリ食感が加わりさらに美味しくなります。
【黄色いきゅうりの煮物】
材料
● 黄色いきゅうり 適量
● 水 適量
● めんつゆ 適量
● 鰹節 適量
作り方
1. 黄色いきゅうりの皮をむく(8割ぐらいで大丈夫)
2. 黄色いきゅうりを1cm~2cmの輪切りにする
3. 輪切りにして種が硬そうだったら、種を小さなスプーンで取りのぞく
4. 鍋に黄色いきゅうりを入れ、ひたひたになるまで水を入れる
5. 水が沸騰したら火を弱め、めんつゆを少なめに入れる(味見をしてたりなかったら加える、はじめからめんつゆをたくさん入れないこと)
6. 味が整ったら、鰹節を入れ20分~30分間、弱火~中火で煮る
*甘いのがお好みでしたら砂糖を入れてください。
*種が小さくても酸味が弱い方は種とワタをスプーンで取りのぞいてください
*冷蔵保存で2日~3日持ちます。
冷蔵保存した物は冷たいまま召し上がりください。
【黄色いきゅうりのソテー】
材料
● 黄色いきゅうり 適量
● ごま油 適量
● ごま 適量
● 醤油・酒・砂糖 適量
作り方
1. 黄色いきゅうりの皮をむく
2. 黄色いきゅうりを1cm~2cmの輪切りにする
3. 輪切りにした黄色いきゅうりの、種とワタをスプーンで取る
4. ごま油をフライパンに挽記、きゅうりを入れ火を付ける
5. きゅうりに焦げ目がついたら、裏も同様に焼く
6. 醤油・酒・砂糖を小さなボールにあわせ、フライパンに入れる
7. 焦げないように火を弱め、絡める
8. 器に盛り、ごまをかけて出来上がり
*醤油を入れすぎると塩辛くなるので少なめに
*一味唐辛子を出来上がりにかけると、お酒のあてにピッタリです。
【黄色いきゅうりの種ゼリー】
材料
● 黄色いきゅうりの種 適量
● はちみつ 適量
● 砂糖 大さじ1/2
● 粉ゼラチン 2~3g
● お水 200~250cc
作り方
1. 黄色いきゅうりの種とはちみつをあわせておく
2. 粉ゼラチンは少量のお湯でふやかしておく
3. 鍋に水を入れ、砂糖を入れとかす
4. 砂糖が溶けたら、ふやかしたゼラチンを入れとかす
5. ゼラチンが溶けたら、きゅうりの種とはちみつを入れる
6. 器(バットなどでも可)に移し粗熱を取る
7. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める
8. 冷えたら出来上がり、夏にあっさりなデザートです
*お好みで、はちみつ・レモン汁・ヨーグルトなどをかけても美味しいですよ
まとめ
きゅうりが黄色いのは食べても大丈夫?というテーマで紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
黄色いきゅうりには2種類あり
「収穫したときは緑色だったのに黄色いきゅうり」は劣化している証拠なので食べない方が良い。
「収穫したときから黄色いきゅうり」は完熟して収穫したものなので食べられる。
となります。
収穫したときから黄色いきゅうりは緑色きゅうりよりも、青臭さがなく、甘味があるのが特徴なので、料理に使うと美味しくいただけるので、収穫した時から黄色いきゅうりを食べる際は是非料理して試してみることをお勧めします。
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