カスタードクリームが余ってしまった経験をお持ちの方はたくさんいると思います。
カスタードクリームを作る時って卵黄の個を基準に作るので、ついつい多めに作っちゃいますよね?
そんな、作りすぎちゃったカスタードクリームの保存方法についてお話しします。
カスタードクリームは冷凍保存出来る?気になる方法は?
カスタードクリームは、保存が効かない食べ物です。
カスタードクリームを作るときに加熱しているから問題ないと感じますが、手作りで保存料が入ってなければ常温に置くのは避けた方が良いほどの傷みやすい食品です。
カスタードクリームは、たまごや牛乳など菌が好む栄養が多い食品を使って作ることから保存が難しい食品と言われています。
カスタードクリームの保存期限は、適切な処理をしたもので
- 常温保存で2時間~3時間
- 冷蔵保存で1日~2日
と他の食品と比べても短いです。
カスタードクリームは冷凍保存できるので、カスタードクリームを冷凍保存すると保存期限も伸び、2週間~3週間となります。
カスタードクリームの保存で最も大切なのは、粗熱を取るときの処理です。
基本となるカスタードクリームを作った後、粗熱を取る処理について注意点を説明します。
出来上がったカスタードクリームの粗熱を取るときに注意するのは
- 急速に冷やすこと
- 空気に触れさせないこと
の2点が大切です。
この2点について詳しく解説していきたいと思います。
カスタードクリームを保存する際に粗熱を取るときの注意する点を紹介!
急速に冷やすこと
「急速に冷やすこと」とは、出来上がったカスタードクリームを常温に放置することなく、すぐに粗熱をとるということです。
出来上がったカスタードクリームをバットやボウル、保存容器やフリーザーバックに移し、カスタードクリームを入れた容器を氷を張ったバットに入れて冷やします。
大切なのは、カスタードクリームが出来たら常温に放置することなく直ぐに粗熱をとり、冷やすということです。
「空気に触れさせないこと」
「空気に触れさせないこと」は、カスタードクリームの粗熱を取るときに空気に触れると、表面から菌が付き、カスタードクリームの表面から繁殖するのです。
カスタードクリームの入った入れ物に蓋やラップをするときには、カスタードクリームと蓋やラップの間に隙間があかないようにピッチリとくっつけます。
カスタードクリームと蓋や隙間があると蓋やラップに水滴が付き、水滴から雑菌が繁殖するということがあるので、カスタードクリームのレシピ本などに「カスタードクリームを冷やすときにはラップをピッチリ張って」と書いてあることが多いです。
カスタードクリームの入った容器にピッチリとラップを張るのは、難しいので「フリーザーバック」をおすすめします。
フリーザーバックにカスタードクリームを入れ、しっかり空気を抜くとピッチリ空気と触れることがなくなるからです。
出来たてのカスタードクリームをフリーザーバックに入れ、空気を全て抜き取り氷水を張ったバットやボウルに入れ冷やします。
そうすれば、空気に触れることがないので菌も繁殖せずに保存することができるのです。
フリーザーバックに入れて粗熱を取ったカスタードクリームは、そのまま冷蔵庫や冷凍庫に入れ冷やしてください。
冷蔵保存するときも冷凍保存するときも、急速に粗熱を取り空気を入れずに保存してくださいね。
カスタードクリームは冷凍保存だといつまでもつ?
カスタードクリームを冷凍保存すると2週間~3週間もちます。
カスタードクリームを保存できる期間ということなので「出来たてのような、なめらかなカスタードクリーム」が食べられるわけではありません。
なめらかな美味しいカスタードクリームを希望する場合には、冷蔵保存が最適なので冷蔵保存で2日~3日で食べるようにしましょう。
カスタードクリームを冷凍して解凍する時は自然解凍で解凍します。
カスタードクリームが完全に解凍されると離水してしまい食感がボソボソなるので、完全に解凍する前に食べるか、ケーキの生地ややドーナッツの生地に入れて使うのがおすすめです。
カスタードクリームの日持ちはいつまで?
カスタードクリームは保存が難しい食べ物なので
- 常温保存だと2時間~3時間
- 冷蔵保存だと2日~3日
- 冷凍保存だと2週間~3週間
となります。
冷凍保存したカスタードクリームを解凍したときには、離水してしまい食感がボソボソになってしまいますので、あまりおすすめしません。
そんなときには、カスタードクリームを冷凍保存するときに、そのままカスタードクリームを冷凍保存するのではなくチョット加工して冷凍保存してみましょう。
カスタードクリームを使ったレシピを紹介!
ここでは余りがちなカスタードクリームを使ったレシピを紹介していきます。
どのレシピも特別難しくはありませんので、是非参考にしていただければと思います。
アイスクリーム
【材料】
- カスタードクリーム 75g
- 牛乳(生クリーム) 100mℓ
【手順】
- カスタードクリームに牛乳を加え泡立て器で混ぜる。
- カスタードクリームと牛乳が混ざったら冷凍庫で凍らす。
- 固まってきたら、かき混ぜる。何度か繰り返せば滑らかな出来上がりになります。
- アイスクリームの出来上がり。
アイスクリームは、小さなお子様がいるご家庭であれば、喜んでくれること間違えなしです。
カスタードトースト
【材料】
- カスタードクリーム 適量
- 食パン 1枚
- バター(マーガリン) 適量
- フルーツ(無くても可) 適量
【手順】
- 食パンにバターを塗る。
- バターを塗った食パンにカスタードクリームを塗る。
- 好みでフルーツを乗せる(冷凍でも可)
- ラップで包み(一枚ずつ)冷凍する。
- 食べるときに凍ったままトースター130°Cで10分程焼く。 (焼き加減の様子を見て、温度、焼き時間を調整してください)
チョコレートを混ぜたり、ココア味などでも美味しくいただけます。
アイスクレープ
【材料】
- カスタードクリーム 適量
- ホットケーキミックス 200g
- たまご 1個
- 牛乳 200cc
- 生クリーム(無くても可) 適量
- フルーツ(お好みで) 適量
【手順】
- ボウルにホットケーキミックス、たまご、牛乳を入れ混ぜる。
- 平皿にラップを張り、生地を薄くのばして丸く広げ、600Wのレンジで1分30秒加熱する。(加熱温度、時間は調節してくださいね)
- ラップからクレープ生地を剥がし取り粗熱がとれたら、カスタードクリーム、生クリーム(なくても可)、フルーツ(お好みで)を乗せて巻く。
- 1つずつラップで包み、冷凍する。※食べるときは完全に解凍せずに、半解凍で冷たいままお召し上がりください。
冷凍するときに、チョットひと手間で食べるときが楽しみになり美味しくなりますよ。 試してみてくださいね。
カスタードクリームは冷凍保存方法と日持ちはいつまで?保存する際の注意点も紹介!まとめ!
カスタードクリームは日持ちは短い上に傷みやすい食べ物ですので、基本的に余らせずにその日の内に食べるのがベストです。
どうしても保存しなければならない場合は、加工して冷凍保存するのがおすすめです。
カスタードクリームを保存する際は、保存するポイントをしっかりと抑えて、なるべく早めに召し上がるようにしましょう。
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