皆さんはフリーターについて、どんなイメージを持っていますか?
また、過去の私みたいに現在もフリーターをしてる立場ですか?
フリーターをしていると周りからこの様な心ない言葉を受けたことはないでしょうか?
「フリーターは甘え」
っと
恐らく「フリーターは甘えている」と思う人の大半がフリーターに対して
・まともに就職活動してこなかった
・仕事に責任を持ちたくない
・将来の人生設計が出来てない
・精神的な年齢が低い
と思っていることが、経験上多いかと思います。
ここでは
「フリーターでいることは甘えなのか?」
ということをテーマに
・フリーターは甘えなのか?
・批判されるフリーターの特徴
・フリーターが甘えていると批判されない為の対処法
に重点を置いて紹介していきますね!
Contents
フリーターは甘え?結論は?
早速ですが
「フリーターは甘えなのか?」
という点について先にわたしなりの結論を話していきたいと思います。
結論から言ってしまえば
「甘えているフリーターは不特定多数いる」
というのが、正直な答えになってしまいます。
もちろん、フリーターでいること自体は批判しませんし、自分から理由があってフリーターをしているのであれば、その選択は間違っていないと言えるでしょう。
簡単に行ってしまば、フリーターには2種類のタイプがいると考えます。
仕方のない理由でフリーターになったタイプとそうでないタイプです。
では、「甘えているフリーター」とは一体どんな人に当てはまるのでしょうか?
「甘えているフリーター」の特徴について紹介する前に「フリーターでも仕方のない理由」(甘えていない人)について紹介していきます。
またフリーターの何が悪い!?終わっているフリーターの特徴と解決策を紹介!では「フリーターは悪いことなのか」について別途紹介しております!!
フリーターでも仕方ない理由(甘えでない人)
仕方のない理由で、フリーターをしている人を
「甘えている」
の一言で蹴り飛ばすのは人として、恥ずべき行為です。
まずは、フリーターでも甘えではない「仕方のない理由」について、いくつか紹介していきます。
新卒で仕事が決まらなく、今も就活をしている
フリーターの中には、残念ながら新卒で仕事が決まらなかった人もいるかと思います。
新卒で仕事が決まらなかった人に対して
「甘えている」
というのは、少し厳しすぎますし、本人の気持ちを汲み取っていない言動です。
就職活動した時期や時代によっては、内定が1社からもでないことはあります。
最近では、学校を留年する「就活浪人」という方法を取る人も多いみたいですが、留年するとなると、また1年分の学費が掛かります。
奨学金を借りている立場の人にとっては、選びたくても選べない選択肢であることがほとんどでしょう。
その結果、フリーターにならざる得なかったというパターンです。
就職が決まらずに今も就職活動をしているのであれば、甘えではなく、しっかりとした考えを持った行動かと思います。
病気やケガが理由で就職が出来なかった
このようなパターンも仕方のないパターンの1つですね。
若い人でも病気やケガをすることはありますし、就職活動のシーズンに運悪く病気やケガが重なり、就職出来なかったということでフリーターにならざる得なかったので、仕方ありません。
病気やケガは本人が気をつけていても、避けることの出来ない要因なので、仕方のないことでしょう。
家族の介護の関係
家族の関係で仕事に重点を置くことの出来ない立場の人は、就職活動をせずに融通の効きやすいフリーターを選ぶ人も実際にいます。
最近では少子高齢化社会と言われているだけあり、親の介護問題からは目を背けたくても背けることの出来ない問題です。
家族を介護サービスの人に任せるというのも手ではありますが、経済的に余裕がない家庭であれば、介護サービスの人ではなく、家族が面倒を見なければなりません。
私の周りでも、家族の介護が原因で正社員を辞めて、フリーターや派遣社員として働いている人もいるので、この場合は仕方のないパターンとなります。
将来の目標や夢がある
フリーター時代に色々なバイトをしてきたのですが、どのバイト先に行っても、絶対に1人や2人は夢を追っているフリーターの人がいましたね。
「アーティスト」
「俳優」
「芸人」
「声優」
「フリーランス」
「起業」
これらの夢や目標を追うためにあえて、時間や融通の効きやすいフリーターを選んでいる人は多かったです。
夢や目標を追うとなると、どうしても時間が必要になってきます。
私がフリーターをしていた時も「俳優」や「声優」を目指している人は、前日に休みを入れてオーディションに行く人もいましたね。
しかし、このように突発的なオーディションや仕事の予定は責任のある正社員では中々、時間の確保が難しくなって来てしまいます。
周りから見たら、不安定な選択肢てはありますが、将来的な夢や目標がある人は正社員として働くのが目的でない為、フリーターでいること自体は甘えにはならないと考えます。
フリーターで甘えている人の特徴
先ほどまではフリーターでも仕方のない理由について紹介してきました。
私自身も過去にフリーターを4年ほどしていた時期がありましたので、フリーター自体を否定できる立場ではありませんし、フリーター自体を否定する気は一切ありません。
理由があってフリーターをしているのであれば、仕方のないことです。
しかし、
「フリーターが甘えている」
と言われてしまう理由には、フリーターが甘えになっている人が実は多いからと考えます。
ここではフリーターが甘えになってしまっている人の特徴について紹介して行きたい思いますので、少しでも「ギク!!」となったら要注意です。
他責思考になりすぎている
自分ではどうしようもない外部の影響でフリーターという選択肢を選ぶしかなかったのであれば、それは仕方のないことかと思います。
しかし、外部的な要因だったとしても中には、フリーターではない道に進めたかも知れない場合もあるでしょう。
例えば、
「新卒で内定がもらえなかったのはFラン大学だから」
「フリーターで苦労しているのは、日本の政治が悪いから」
「正社員になれないのは世の中が悪い」
など、フリーターの中には世間や人のせいにして、あたかも「自分には一切非はない」といういわゆる他責思考になってしまっている人が実際にいます。
確かにどうしようもない理由でフリーターを選んでいる人も世の中にはたくさんいますが、他責思考になっているフリーターの多くは
努力するよりも先に努力しなくていい理由や言い訳を作ってしまう
傾向が強いです。
例えば、「Fラン大学で内定がもらえなかった」と言い訳をするフリーターがいたとします。
しかし、実際に「Fラン大学出身」でも内定をもらっている人はいますし、Fラン大学出身でも、自分でしっかりとスキルを身につけて市場価値をあげることは十分に可能です。
更に突き詰めてしまえば、Fラン大学を選んだのも本人ですし、内定がもらえなかった原因は少なからず。本人にもあります。
他責思考になっているフリーターはこの事実から目を背けて、現実逃避をしているあたりが、人によっては
「甘えている」
と捉えられてしまっているのです。
フリーター歴が長い
フリーター歴が長いこと自体が悪い訳ではありません。
問題は何も考えずにだったり、居心地がいいからという理由でいつの間にかフリーター歴が長くなってしまっている人です。
そのようなマインドを持っている人の多くに「甘え」が入ってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。
フリーターでいると、確かに時間に融通が効きますし、仕事においても面倒な責任を追わなくて済みます。
しかし、その様な生き方をしていると、同じレベルか自分より下のレベルの人としか付き合わなくなったり、最低限の仕事しかせずにスキルアップしない可能性が高いです。
そして、気付いたら成長もしていない、スキルもない人間になってしまいます。
特に最近では時代の流れやITの発達によって、誰でも出来る仕事はなくなり、変化に対応できない人材や能力のない人間はどんどん生きにくい世の中になっていることは事実です。
つまり、今まではフリーターのままでもなんとかなってきたことが、これからはフリーターではなんとかならない時代が着々と近づいているということであります。
この事実に気づかない
「今が楽しければいい」
というフリーターは「甘えている」と市場価値の高い人達に批判されても仕方がないと言えるでしょう。
人に依存している
甘えているフリーターによくあるのが、「人に依存している」という点です。
人を頼ってはいけない訳ではありませんし、時として人に相談するのは大事なことであります。
しかし、甘えているフリーターというのは人に頼るところ、相談するところの見定めはなく、とにかく人に依存しているのです。
例えば、実家暮らしや恋人の収入源が頼りというのが良い例かも知れません。
実家暮らしのフリーターや恋人の収入源を頼りにするのがいけない訳ではありません。
しかし、人に依存出来る状態というのは
「自分が怠けても最悪、衣食住には困らない」
という状態が依存状態を作ってしまっている訳です。
依存できる相手が入れば、生活費は必要ありませんし、娯楽や飲み代などの好きなことだけにお金を使うことができます。
私もフリーターの時は実家暮らし(今もですが)でしたので、働いたお金は娯楽や飲み代にばかり使っていましたね・・・・
ですが、いくら実家や恋人がお金持ちでも、人に依存して生活している状態は非常に危険です。
いつまでも親は子供の面倒を見れませんし、恋人だっていつあなたに対して見切りをつけるか分かりません。
もしも、
「親が突然他界した」
「恋人が別れを切り出してきた」
となった場合、最低限の自立が出来ていないと、露頭に迷うことになってしまいます。
人に依存した状態は「甘え」という認識を持つべきでしょう。
環境を変えたくない
環境を変えたくないというのも、一種「甘え」の様なものです。
フリーターを卒業するということは、今までにない未知の世界に飛び込むということであります。
フリーターでいる人の多くが、環境を変える努力や環境自体を変えたくないという考えの人がほとんどでしょう。
私も、フリーターをしていた時は、とにかくフリーターが居心地が良かったですし、今でも
「フリーターの頃は楽だった」
と考えてしまう時はあります。
しかし、変化が億劫になっているということは今の時代よくないことですし、環境を変えたくないフリーターの心理として
「やりたくないことはとにかくやりたくない」
という気持ちが強く出てしまっている可能性が高いです。
「やりたくない」ことを無理してやる必要はありませんが、就職したくないのであれば、
「周りの人が納得する就職しない理由」
を示す必要があります。
今の時代、就職して正社員になることが全てではありませんが、
「周りが納得する意思も理由もない」
いわゆる、環境を変えたくないだけのフリーターは残念ながら現状に「甘えている」と思われても仕方ありません。
思考停止
甘えているフリーターの特徴の中に「思考停止」しているフリーターも多数います。
思考停止しているフリーターの特徴は
・これからの時代の変化を考えていない
・今のままで良いと思っている
・楽観視しすぎている
などが当てはまります。
「思考停止」しているフリーターは緩い環境にいるが故に、同年代と比べて経験が浅く、自分で物事を考えるのが苦手です。
思考を働かせていたとしても、責任が軽いバイトのことぐらいが「思考停止」しているフリーターが思考を働かせることのできる限界点であります。
考えることを放棄して、フリーターをしているのであれば、それは間違えなく「甘え」が入ってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。
夢や目標をダシに使っている
甘えているフリーターの特徴として、掲げられるのが
「夢や目標をダシに使っていること」
です。
もちろん、夢や目標を持ってフリーターをすること自体は悪いことではありません。
その様な理由で不安定なフリーターという道を選んでいるのであれば、私はむしろ尊敬します。
しかし、問題は
夢や目標が建前になっていたり、なりつつある状態
です。
例えば、将来声優になる為にフリーターを選んでいる人がいるとします。
声優を目指しているのであれば、仕事が終わった後や休みの日はレッスンやオーディションを受けたりしなければいけません。
しかし、夢や目標をダシにしてるフリーターは、疲れたという理由で練習をサボったり、休みの日は娯楽三昧です。
夢や目標を持ってフリーターを選んだのにも関わらず、夢や目標に向かって、全く行動しないのは完全に「甘え」と捉えられても仕方ないかも知れませんね。
夢や目標をダシに行動しないフリーターは1度
・フリーターをしている意味
・その夢や目標はフリーターじゃないと叶えられないのか?
をよくよく考える必要があるでしょう。
楽をしたり、好きを優先したい
最後に甘えているフリーターの特徴として掲げられるのが、
楽をしたり、好きをとにかく優先したい
タイプの人です。
今まで紹介してきた内容と重複しますが、フリーターというのは条件さえ整ってしまえば、楽をしたり、好きなことを優先して生きていくことができます。
日本で生きている限りは、基本的に仕事で使う時間が最も多いです。
しかし、フリーターであれば、忙しくとも正社員ほどの責任はありませんし、面倒な仕事は正社員に投げることも出来ます。
つまり、フリーターであれば楽をすることができますし、好きなことを優先することが可能です。
フリーターであれば、好きなアーティストのライブやイベントがあった時に予定を組みやすいですし、旅行なんかにも行きやすいですよね?
好きなことをすること自体、決して悪い事ではありませんが、自立や成長のない、好きなことばかり優先している人生は長くは続かないと思った方が良いでしょう。
正社員になれば、自分が望まない業務をさせられたり、好きなことに使う時間よりも少なくなることは確かではあります。
ですが、相当なブラック企業にさえ入らなければ、好きなことをする時間はありますし、好きなことをするには結局、お金が必要です。
最近では
「好きなことを仕事に」
なんてフレーズがありますが、好きなことでお金をもらいたいのであれば、その過程で嫌なことをする努力も必要になります。
好きなことをどうしても優先して生きたいのであれば、
その好きなことは努力をしているという自覚が無いほど、努力出来るのか?
を指標にして見るのがおすすめです。
フリーターを批判されない為に出来ることは?
フリーターというのは立場的に批判の対象になることは嫌というほど分かったかと思います。
次は、フリーターが批判されない為に出来ることを紹介していきます。
フリーターである理由を明確にする
フリーターが批判されない為に出来ることの1つ目は
フリーターである理由を明確にすることです。
先程まで、散々紹介してきましたが、今のあなたは
「自分がフリーターをしている理由をしっかりと伝えることが出来ますか?」
この質問をされた時に悩んでしまうというのは、恐らく「甘え」でフリーターをしている可能性が高いです。
フリーターである理由を明確にしたとしても、批判する、いわゆるアンチは不特定多数いるでしょう。
しかし、しっかりと目標や期限を決めてフリーターをしていれば、批判する人がいたとしても気にする必要はありませんし、気にならなくなるかと思います。
フリーターを抜け出す為の行動をする
フリーターであることを批判されたくないのであれば、フリーターから抜け出す為の行動を起こしましょう。
特にフリーター歴が長い人はフリーターであることに危機感を持ちながらも、環境を変える努力をするのが、苦痛になっている人も実際に多いかと思います。
しかし、最近ではフリーター向けの就職サポートサービスもたくさんありますし、フリーターを続けながらも、スキルを学ぶ場所も探せばたくさんあるので、そういったところでスキルを習得するために自身に投資してみるのも手です。
ただフリーターをしているだけではなく、フリーターを抜け出すための行動していることは周りもしっかりと評価してくれます。
優先するべきは今ではないことを自覚する
フリーターが批判されないための心構えとして必要なのは
「優先することは今ではなく、未来の自分」
ということです。
甘えで現状フリーターになっている人に多いのは、
「今まで自分が楽をしたり、やりたいこと」
を優先してきた結果と言えます。
遊ぶこと自体は悪い事ではありませんが、遊ぶにしてもしっかりとメリハリはつけるべきという事です。
勉強する日と決めたのであれば、友達からの遊びの誘いを断ってみたり、1年は遊ぶのを我慢して自己投資や将来のための勉強や行動に時間を使えば、周りから批判されることはなくなります。
フリーターという時間がある生活だからこそ、どこに時間を使うかは非常に重要です。
フリーターは甘え?批判されるフリーターの特徴と対処法は?まとめ!
フリーターは甘えなのか、について紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?
フリーターでいる事自体は生き方の1つですので、私自身その生き方を批判しませんし、仕方のない理由や自分でしっかりとフリーターになる理由を決めてフリーターになっているのであれば、それは立派な理由です。
しかし、そうでない理由でフリーターを続けているのであれば、フリーターでいることが
「甘え」
になってしまっている可能性が高いと言えます。
今の居心地の良さのままフリーターを続けていると将来的にデメリットが多いので注意が必要です。
フリーターをただ続けるのではなく、
フリーターを続ける理由をしっかりと明確にする
フリーターを抜け出すための行動をしっかりと起こす
ことが、大事と私自身の経験からも言えますので、是非今回の内容を見て、「ドキ!」とした方は今日から意識して甘えた考え方は徐々に排除していきましょう。
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