コンサートチケットの販売を行うコールセンターなどでは、ナビダイヤルが導入されているところが多いようです。
0570から始まるこの番号、一体どういうシステムなんでしょうか。
今回は
ナビダイヤルの通話料金について
固定電話と携帯電話との差
にも注目して調べてみました。
Contents
ナビダイヤルは固定電話が安いはホント?
ナビダイヤル=高い
と思っている人は、いつも携帯電話しか利用しない人でしょう。
固定電話だと安いという噂は聞きますが、本当でしょうか。
固定電話が安いのは本当です!
ナビダイヤルは、固定電話からかけた方が圧倒的に安いです。
一人暮らしの家で固定電話を持たない
という人も多いと思います。
そのため、固定電話からだと安いなんてことも知らずにきたのではないでしょうか。
後ほど紹介するその料金は驚くほど安いので、ショックを受けないでくださいね。
そもそもナビダイヤルとは?
企業が導入するナビダイヤルのシステムは、市外局番がなく、全国どこからでも「0570」から始まる電話番号で統一されています。
利用者が通話料を負担するため、接続すると最初にこういったアナウンスが流れるのを聞いたことがあるでしょう。
『ナビダイヤルでおつなぎします。この通話はおよそ○秒ごとに、○円の通話料がかかります』
このアナウンスが流れたあとから、もう通話料が発生しています。
相手が出てからではないので、気をつけてください。
ナビダイヤルは、かけ放題の対象外!
利用者が通話料を負担するといっても
「かけ放題のプランに入っているから大丈夫だろう・・・・」
と思っていると痛い目を見ます。
ナビダイヤルは、かけ放題であっても容赦なく通話料金を請求されてしまいます。
どうしてもかける必要があるときには、なるべく短く通話を終わらせるしかありません。
ナビダイヤルは固定電話と携帯電話の値段差は?高いのは携帯電話?
固定電話と携帯電話の料金は、目安として以下のようになっています。
固定電話:3分8.5円
携帯電話:3分90円
これだけ見ても、ものすごい差があるのがわかるでしょう。
携帯からかけた場合、最初のアナウンスは
『およそ20秒ごとに10円の通話料が…』
となります。
目安というのは、固定電話から県内にかけた場合の料金だからです。
距離が離れるほど料金は上がっていきます。
それでも、いちばん高くて100km超で3分80円ですから、携帯よりは安いです。
100km超というと、東京から熱海くらいまで離れています。
ナビダイヤルはどこにつながっているかわからない
固定電話では距離が離れるほど高くなるとは言いますが、0570に統一された番号のため、相手がどこにいるのかを知ることができません。
企業によっては拠点の電話番号を併記しているところもありますが、それがなければ手がかりはありません。
最初のアナウンスで、何秒につき何円かかるかを教えてくれるので、それを聞き逃さないようにするしかないでしょう。
ナビダイヤルにかけたくない!どうすればいい?
高い通話料金が発生するナビダイヤルは、できるだけかけたくないと思うでしょう。
コールセンターに電話をするときというのは、チケットの購入や、宅配便の再配達依頼などの問い合わせ関連です。
最近では、ほとんどの手続きをオンラインで完結できるようにシステム化されています。
企業のホームページにいけば、電話以外の方法でこちらの悩みが解決できるよう、導いてくれるはずです。
メールやチャットでの問い合わせを利用することで、電話をかけずに済めば、いちばんいいですね。
ナビダイヤルのメリットを紹介!
次はナビダイアルを使うメリットを紹介していきます!
ナビダイアルを使う際は是非、参考にしてみてくださいね!
企業側のメリット
ナビダイヤルは、企業にとってはメリットだらけです。
・発信者に通話料金を負担してもらえる
・全国から同じ番号で受けられる
・移転しても番号が変わらない
・自動音声案内で接続先を振り分けられる
などなど、こうして見ると確かに導入したくなるのがわかります。
かつて多くの企業やコールセンターで導入されていたフリーダイヤル(0120)だと、通話料の負担がないからといって暇つぶしに電話してきたり、理不尽なクレームを延々と聞かされたりといったことが実際にあったようです。
高い通話料を払ってまで、しつこくクレームを言う人は少ないでしょうから、そういった迷惑客を減らすためにもナビダイヤルが活躍しているのでしょう。
利用者側のメリット
利用者にとってのメリットは、残念ながら見当たりません。
最初にアナウンスを聞き、接続まで待たされ、更に
『○○についてのお問い合わせは1番を…』
という振り分けの案内を聞き、聞き逃してもう一度…
という間にも通話料がどんどんかかっていると思うと、焦りもしますし、イライラもします。
唯一絞り出したメリットと言えば、全国どこからでも同じ番号なので、自分の地域の番号を一覧から探し出す手間が省けることくらいでしょうか。
まとめ
ナビダイヤルは、固定電話の方が安いということは間違いありません。
企業にとってメリットの多いナビダイヤルは、今後も使われ続けることでしょう。
ある程度仕方ないと受け入れながら、なるべく電話をかけずに済む方法で手続きや問い合わせを進められるよう、企業側には対応してもらいたいものです。