ついつい食べ過ぎてしまった日や脂肪を気にしている人の多くが飲んだことのある烏龍茶はTVのCMで良く「身体に良い」なんて紹介されていますし、その様なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
烏龍茶は特にスーパーやコンビニで気軽に買えることから、日常的に口にしている人も多いかと思います。
健康に気をつけることはたいへん良いことなのですが、烏龍茶は飲み過ぎてしまうと身体に良くないというのも事実です。
ここでは烏龍茶の飲み過ぎで起こる症状についてと1日に飲んで良い量について紹介していきます。
Contents
烏龍茶を飲み過ぎると起こる症状を紹介!
早速ではありますが、烏龍茶を飲み過ぎると起こる症状について紹介していきます。
烏龍茶は適量飲む分には身体に良い飲み物なのですが、飲み過ぎると返って身体に良くありません。
「烏龍茶を飲み過ぎているかも知れない」という方はこれから紹介する内容を是非参考にしてみてください!
利尿作用が効きすぎる
烏龍茶にはカフェインが含まれており、カフェインには利尿作用があります。
烏龍茶に含まれているカフェインの利尿作用自体は老廃物を出してくれる働きがあるのですが、だからといって飲み過ぎてしまうと身体の中の良い栄養までも外に出てしまうのです。
身体に必要な水分も無くなってしまうので、脱水症状や便秘を引き起こす可能性もあるので、水感覚で飲むのは控えた方が良いでしょう。
腹痛や胃痛で吐き気を引き起こす
烏龍茶は食べ物の消化を良くしてくれるということで、食事と一緒に取る方も多いかと思います。
烏龍茶にはポリフェノールが含まれており、脂肪の分解や脂肪吸収をしてくれる働きがあるので、特に油を多く使った料理のお供として最適なのは間違えありません。
しかし、烏龍茶を飲み過ぎると油と共に胃を保護している粘膜も一緒に流してしまう上に、体内の水分量が減ると血液の流れが悪くなります。
腹痛や胃痛が起こる他に、カフェインによって腹痛や胃痛で吐き気を引き起こすこともあるので、気持ち悪いと感じた時に烏龍茶を水分補給として摂取するのはやめて置いた方が良いでしょう。
下痢の原因になる
烏龍茶を1度に大量に飲むと水分の過剰摂取とカフェインの過剰摂取で胃の粘膜を荒らしてしまい消化不良を起こしてしまい、下痢の原因になってしまいます。
夏は特に喉が乾きやすい時期であり、キンキンに冷えた烏龍茶が美味しい時期ですが、お腹が弱い人は飲み過ぎないように注意が必要です。
お腹が弱い人は常温か温めた烏龍茶をゆっくり飲むのをおすすめします。
鉄分の吸収を抑えてしまう
烏龍茶のカフェインはコーヒー程多くはないものの、緑茶や紅茶と同じくらいのカフェイン量があります。
カフェインには鉄分の吸収を抑えてしまう効果があり、貧血の原因になってしまうので、飲み過ぎには注意が必要です。
烏龍茶に含まれるカフェイン以外にもタンニンという物質が含まれており、タンニンもカフェインの吸収を妨げます。
貧血を起こしやすい方や妊婦さんは特に烏龍茶の飲み過ぎによる鉄分不足には注意が必要です。
糖尿病の原因になる
烏龍茶を1日1杯飲用する場合の糖尿病発症リスクを1と仮定すると、1日2杯以上飲用した方は1日1杯しか飲まなかった方と比較して1.64高くなり、およそ64%の確率で糖尿病を発病する危険があることが分かったのです。
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10155666065
烏龍茶自体は身体に良い飲み物なのですが、飲み過ぎは糖尿病になる恐れがあります。
烏龍茶は適量をしっかり守れば、健康に良い飲み物ではあるものの、飲み過ぎは糖尿病のリスクがあるという研究結果が出ております。
しかし、一方では腎臓が弱い人が毎日烏龍茶を飲んだところ、症状が改善したという報告もあり、身体の状態によって効き目やリスクが異なるそうです。
実際の因果関係については、現在の研究では把握されていません。
しかし、先ほどからの紹介で烏龍茶の飲み過ぎによるリスクがあることは重々承知かと思いますので、烏龍茶の飲み過ぎはどの道、良くないことであることには代わりないので、飲み過ぎには注意が必要です。
太りやすくなる
烏龍茶を飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取となり、身体の鉄分が不足します。
身体こ鉄分が不足することで新陳代謝が下がり、栄養を蓄える機能が低下し、結果的に太りやすくなってしまうので、飲み過ぎには注意が必要です。
むくみを引き起こす
適量飲む分には身体に良い烏龍茶ですが、烏龍茶にはミネラル、ビタミンといった栄養素がほとんど入っていない上に身体にあるミネラルも利尿作用で外に出て行ってしまいます。
身体の中にあるミネラルが無くなると、水分バランスが崩れて、むくみの原因になるので飲み過ぎは良くありません。
寝不足を引き起こす
烏龍茶にはカフェインが含まれていますので、飲み過ぎると寝不足を引き起こす原因となります。
カフェインといえばコーヒーを思い浮かべる人も多いかと思いますが、烏龍茶のカフェイン量はコーヒーほどではありません。
しけし、烏龍茶にはカフェインが含まれているので、飲み過ぎは控えた方が良いでしょう。
1日に飲んで良い烏龍茶の量は?
烏龍茶の飲み過ぎは身体に悪い影響を与える事がわかりました。
次に紹介するのは飲み過ぎると身体に悪影響を及ぼす、烏龍茶の1日に飲んでも良い量についてです。
何度も言いますが、烏龍茶自体は適量を守って飲めば身体に良いとされておりますので、飲み過ぎることなく、適量を守って飲むことが大切と言えます。
烏龍茶の1日の適正量については「黒烏龍茶」で有名なサントリーが下記の通りに答えております。
『黒烏龍茶』の効果的な飲み方を教えてください。
『黒烏龍茶』は、食事とともに飲むことで、脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、体に脂肪がつきにくくなる特保ウーロン茶です。
●脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方は、お食事の際に1回350mlを目安にお飲みください。
●体脂肪が気になる方は、お食事の際に1日2回(1回350ml)を目安にお飲みください。
コチラの回答はサントリーの烏龍茶である「黒烏龍茶」の適正量ですが、烏龍茶の1日の適量は1回の食事に対して350mlを2回という回答がありました。
また烏龍茶にはカフェインが含まれており、カフェインの取り過ぎは先ほどから紹介しているので、もう既に身体に良くないということは嫌という程、聞いたかと思われます。
妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。 また、英国食品基準庁(FSA)では、2008年に妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、出生時が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊娠した女性に対して、1日当たりのカフェイン摂取量を、WHOよりも厳しい200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するよう求めています。
同様に、カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。
出典;https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
コチラは厚生労働省が実際に1日に摂っても良いカフェインの量について答えたもので、
- ・妊婦の場合は1日あたりの摂取量は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)
- ・健康な成人の場合は400mg(コーヒーをマグカップで約2杯)
と答えております。
烏龍茶を含む、カフェインの入っている飲み物を飲む際は是非、参考にしていただければと思います。
まとめ
烏龍茶の飲み過ぎによって起こる症状について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
烏龍茶は適量を守り、飲む分には身体に良い飲み物ではあるものの、過度の飲み過ぎはカフェインの過剰摂取だったりを引き起こし、様々な症状が出てきてしまうので、烏龍茶を飲む際はしっかりと1日の量を守り、水感覚で飲まないことをおすすめします。
健康の為に烏龍茶を飲んでいる方は烏龍茶の飲み過ぎには注意していただければ、幸いです。