オーブントースターって、メーカーによって温度表記がバラバラです。
タイマーのつまみが1つだけのシンプルなものなら、温度を考える必要はありません。
ですが最近のオーブントースターには大体、温度調節つまみが付いています。
「強・中・弱」
といった三段階のものや、W(ワット)で調節するもの、温度そのもので調節するもの…。
使い慣れたものならいいですが、買い替えたら急に表記が変わって、使い方がわからなくなってしまうことも。
そもそも、W(ワット)ってなんなんでしょう?
この記事では、オーブントースターの温度の目安と、W(ワット)の関係を詳しく解説します。
これを読めば、もう温度調節で悩むことはありませんよ。
Contents
結論!オーブントースターの温度の目安は何W(ワット)?
ずばり、オーブントースターの温度の目安は、200~250度です。
これは1000Wのオーブントースターで出せる温度で、現在販売されている多くのオーブントースターの主流です。
冷凍ピザなど、オーブントースターで調理する冷凍食品には、袋の裏に目安の時間が書かれていますが、その目安が1000Wを基準にしています。
1000Wで5分、という表記なら、200度で5分、と思っていれば大丈夫です。
最近はW数が1200Wを超えるオーブントースターも販売されていますので、温度が上がりすぎないよう、注意が必要です。
ご家庭のオーブントースターが何Wか、確認しておいてくださいね。
温度調節のできるオーブントースターでは、80~250度の間で調節できるようになっています。
W数で調節する場合、
300Wで約140度
500Wで約180度
を目安にするとよいでしょう。
機種によってはヒーターの上側、または下側のみを使うように切り替えられるものもあります。
バターロールなど、あまり焦げ目をつけたくないものを焼くときはW数を落とすなど、上手に使いましょう。
オーブントースターのW(ワット)の関係と温度を分かりやすく解説!
W(ワット)は、実は温度そのものを表しているわけではありません。
W(ワット)とは、指定した温度に到達するまでの時間を表しているものです。
W数が高いほど、温度が上がるのが速いのです。
オーブントースターは上下に電熱式ヒーターが付いていて、中に入れた食材とヒーターの距離が非常に近いので、速く加熱できる仕組みになっています。
500Wのオーブントースターでも、200度を超えます。
1000Wだと200度で、500Wの場合は180度が温度の目安です。
しかし、W数を低く設定しても、時間をかけて加熱をし続ける限り、温度は上昇します。
調理の際は、W数の設定を過信せず、時間もあわせて調節するようにしましょう。
オーブントースターでトーストを焼くとき、ほとんどのトースターでは2~3分できつね色になります。
これはオーブントースターの特徴で、つけたらすぐに温度が上昇するため、短い時間でこんがり焼き上げることができるのです。
家庭用の電子レンジは、500~600Wが主流ですよね。
トースター機能付きの電子レンジでトーストを焼こうと思っても、機種によってばらつきはありますが、5~10分ほどかかるでしょう。
電子レンジはW数が低く、温度の上昇がゆるやかなため、焼き上がるのに時間がかかるのです。
オーブントースターに向いている料理
オーブントースターは、焼き目をつける料理に適しています。
トーストを代表に、餅、ピザ、グラタンなど、こんがり焼き上げたい料理に使えます。
オーブントースターはW数が高く、素早く加熱するため、温め目的には向きません。
温度が一気に上昇するので、表面だけが焦げて、中心はぬるいまま、といったことが起こります。
焦げ目が付いてきたら、途中でアルミホイルをかぶせることで、それ以上焦げるのをふせぐことができます。
長時間の調理のときは放ったらかしにせず、ときどき様子を見ながら調整しましょう。
また、電子レンジで温めたあと、仕上げにオーブントースターを使う、といった工夫も有効です。
例えば前日の残りの揚げ物を温めるときは、電子レンジとオーブントースターをうまく使えば、中まで温かく、からっとした仕上がりになります。
オーブントースターでは他にもクッキーを焼いたり、おつまみにぴったりの、にんにくのホイル焼きを焼いたりと、幅広く活用できますよ。
コンロやグリルを使わなくても、オーブントースターだけでもう一品作れたら嬉しいですね。
オーブントースターに付いている安全機能
グラタンなどをオーブントースターで調理するとき、途中でヒーターが切れてしまうことはありませんか?
それは、オーブントースターのサーモスタット機能によるものなんです。
加熱を続けたオーブントースターは、庫内温度が上がりすぎて、発火の恐れがあります。
それをふせぐのが、サーモスタット機能です。
温度が250度近くになるとこの機能が効いて、一時的に電熱を止めてくれます。
庫内の温度が下がるとまた自動で付きますので、安全設計となっています。
すぐに切れてしまってイライラするかもしれませんが、下手をしたら火事につながってしまいますので、とても重要な役割を果たしているんです。
急いでいるときは、扉を開けて中の温度を下げてあげれば、再び加熱されますので、試してみてください。
まとめ
オーブントースターの温度の目安は、
1000Wで200~250度
でした。
W数は、指定の温度に到達する時間を表していて、W数が高いほど温度の上昇が速いです。
オーブントースターは、W調節や温度調節を使いこなせば、料理やお菓子作りにも役立つものです。
温度調節やW数調節に悩むことなく、料理に合った温度と時間で、おいしく仕上げるようにしてくださいね。
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