バイトを休みすぎでクビになるは本当?リスクや許してもらう方法は?

バイトをしていて体調不良や、やむ得ない用事で休むことは誰にでもあります。

バイトを休むこと自体、悪いことではありませんし、誰でもバイトを休むことはよくある話です。

しかし、バイトを休むということは本来、その人がいた場所を誰かが穴埋めしなければなりません。

バイトを何度も休む、いわゆる

バイトの休みすぎ

にはリスクがありますし、信用を失い可能性が高いです。

また、休みすぎてしまうと中々、休みグセが中々取れなくなってしまうのも事実です、

ここでは、

  • バイトを休みすぎるとクビになる可能性
  • バイトを休みすぎてしまうことで起こりうるリスク
  • バイトを休みすぎを許してもらう方法

を紹介します。

バイトを休みすぎるとクビになる?

「ノスタルジックな表情の外資系サラリーマン」の写真[モデル:Max_Ezaki]

まず、バイトを休みすぎるとクビになるのが本当なのかについて、結論から紹介していこうと思います。

結論から言ってしまえば、バイト側が休みすぎなスタッフを即クビにするといった判断をするのは難しいでしょう。

よく、バイトは「いつ首を切られてしまってもおかしくない」という言葉がありますし、バイトをクビにするのは、正社員よりも容易というイメージがあるかと思いますし、私もそう言ったイメージがないといえば嘘になります。

しかし、バイトも解雇についての保護する法律がないというわけではなく、「パートタイム労働法」という法律があるのです。

パートタイム労働法をものすごく簡単に解説するのであれば、バイトの不当解雇を防ぐための法律です。

バイトの不当解雇にあたるケースは主に

  • 労働者の意志に反しての退職の強要
  • スキル不足による解雇
  • 解雇手当なしの突然の解雇

これらについてはここでは深くは触れませんが、これらを理由に解雇する場合は不当解雇という扱いになります。

一方で解雇(クビ)が許されるケースは

  • 法律に触れるような犯罪を犯す
  • 契約満了による解雇
  • 経営不振による人員削減
  • その他、解雇に値するような重大な過失

が解雇が許されるケースです。

気になるのが、「バイトの休みすぎというのはどちらに相当するのか?」かと思います。

バイトを何回休んだらクビという明確なルールや法律があるわけではないので、この辺を見極めるのは実は難しいところです。

私が過去働いていたバイト先で実際にあったケースを元に、紹介していこうと思います。

  • Aさんはバイトを急に休むことが多いですが、バイトを休む理由が「体調が不安定である為」ですがその分、普段はバイトを真剣にこなし、バイト先では戦力として働いている人です。
  • Bさんは家庭の事情で急にバイトを休まなければならないことが多いですが、代わりの人は自分で探し、バイトを休む際は周りにしっかり謝り、勤務態度には問題はありません。
  • Cさんは常識では考えられないほど休むことが多く、無断欠勤の常習犯です。注意すればその場では謝るものの、何度注意しても改善の余地はありません。

この場合ですが、AさんとBさんについて「休みすぎだ!!」という不満が職場にあったとしても、AさんとBさんのバイトを休む理由は仕方ない部分もあります。

その分、AさんとBさんは休むことが多くても、勤務態度には問題がない上に休む際の責任は自分で果たし、勤務態度自体に問題があるわけではありません。

AさんとBさんをクビにするのは不当解雇として扱われる可能性が非常に高いです。

しかし、Cさんの場合はどうでしょうか?

私が過去に働いていたバイト先にも実際にCさんみたいな人がいたのですが、Cさんの休みすぎ問題はないは常識の範疇(はんちゅう)を超えており、何度注意しても全く改善の余地が見られません。

表で反省しているフリをしているだけで、実際は「反省すらしていない」ということになります。

Cさんの行っている行為はバイト先に非常に迷惑をかけており、反省の色が見えない時点で労働者としての常識が欠如している可能性が高いです。

この場合はCさんがクビの対象になってもおかしくありません。

しかし、Cさんをクビにするとしても30日前には解雇予告と予告なしに解雇する場合は解雇予告手当を払う必要があります。

バイトにいくのが嫌という気持ちは私も過去にあったので、気持ちは分かるところも多いです。

しかし、バイトを休みすぎるとそれなりのリスクはあります。

バイトを休みすぎてしまっている人は一度、自分が本当にそのバイトがあっているのかを考える必要があるでしょう。

バイトが泣くほど行きたいくないし辛い、大学生やフリーターに解決策を紹介!はバイトに行きたくない人に向けて解決策を紹介しておりますので、今働いているバイトを休みがちな人は一度お読みになることをおすすめします。

バイトの休みすぎと思われる頻度は?

「猫の寝顔」の写真

何度もいいますが、バイトを休むこと自体はいけないことではありません。

問題はバイトを休みすぎてしまうことです。

バイトを休みすぎということ自体は人によって感覚は様々でしょう。

私が今まで働いてきたバイト先で「この人休みすぎだな〜」と感じるバイトを休む頻度は

  • 週に必ず1回は休む
  • 月に必ず1回は休む
  • 休む頻度が何日か刻み
  • 長期休みがやたら多い
  • 当日欠勤が多い

今まで見てきた人の中で、休むのがやたら多い人に共通しているのが、休みグセがついてしまっており、簡単に休める環境ということです。

バイトを休みたいという気持ちは誰にでもありますし、当日になって「今日は乗らないな〜」ということはあります。

私も過去に色々な時間帯でバイトしていたことがありました。

出勤が朝7時〜10時の時間帯であれば、起きた時に「眠いな〜寝たい」と感じましたし、出勤が遅い17時以降の時間帯だと「この時間帯からバイトいくのだるいな〜」という気持ちはありました。

しかし、バイトとはいえ時給をもらっている以上は、自身で組んだシフトには責任があります。

もしも、自身が組んだシフトに無理を感じるのであれば、まずはシフトを出来るだけ減らす必要があるでしょう。

バイトを休みすぎてしまうのは一種のクセになっている可能性があります。

先ほども言いましたが、バイトが自分に合っているのかもう一度自分に問いて見てもいいかもしれません。

バイトを休みすぎで起こりうるリスクは?

バイトを休みすぎてしまうとどんな理由があれど、リスクがない訳ではありません。

次はバイトを休みすぎで起こりうるリスクについての紹介していきます。

周りの不満が溜まる

「内心は鬼のように激怒している仮面部長」の写真[モデル:大川竜弥]

バイトを休むということは、少なからずその穴埋めを誰かがすることになります。

また、穴埋めできる人がいない日は人が少ない状態で仕事をしなければなりません。

どうしようもない理由だとしても、自分のいれたシフトに穴を開けられたのでは、業務に支障をきたします。

そうすることで

「〇〇さん休みすぎでしょ!!」

という不満がバイト内で出てしまい、業務環境自体も悪化してしまうケースです。

バイトに行きづらくなる

バイトを頻繁に休んでしまっている真面目な人に起きやすいケースです。

私の昔働いていたバイト先にも、いつの間にか辞めていたバイトが何人かいましたね。

バイトを休むクセがついてしまって、治そうとしても中々治らないパターンで

バイトを休む頻度が増える

自己嫌悪や周りの白い目が気になる

バイトに行きにくくなる

といった流れはよくある話です。

バイト先から信用されなくなる

「「話だけでも聞いてもらえませんか?」と手を合わせる営業マン」の写真[モデル:大川竜弥]

バイトを頻繁に休むとバイト先からは「休みグセのある人」と思われてしまい、バイトを休むとしても「また始まった」と思われてしまいます。

中には、家庭や学校との両立で休まざる得ないことがあるのは仕方ありません。

ですが、自分が希望していれたシフトには責任が少なからずあります。

バイトを頻繁に休むということは、シフトを希望した責任を果たしていないとみなされてしまいます。

そういう人は、バイト先で信用されなくなる可能性が高いので、注意が必要です。

 仕事の能力に差が出る

「仕事のプレッシャーに押しつぶされそうな会社員」の写真[モデル:大川竜弥]

バイトを休みすぎると起こりうるのが、バイト内での業務能力の差です。

バイトが程度慣れていたとしても、休みすぎると業務内の新しいことに対応しにくくなりやすくなります。

バイトをしていると変更点や新しいことを全体で覚えなければいけないことも多いです。

しかし、休むことが多いとバイト内での変化についていけなくなったり、新人であれば仕事を覚えるのが遅くなります。

バイトを休みすぎて気がついたら「2ヶ月前に来ていた新人の子の方が仕事ができる」なんて評価されてしまえば、バイト先にも居づらくなるでしょう。

バイトの休みすぎを許してもらう方法ある?

「「大変申し訳ありません!」と土下座をする管理職」の写真[モデル:大川竜弥]

普段から店長や社員さんに「休まなければならない事情」をしっかりと説明しており、了承を得ているのであれば、咎められることはないかと思います。

バイトの利点は時間帯に融通が効くことですから、やむ得ない理由にも関わらず、あなたのことを責めてくるのであれば、それは職場環境とは言い難いでしょう。

しかし、いつも気分的な問題で仮病や嘘をついて休んでいると、周りからの信用は無くなってしまいます。

「バイトを休みすぎている人」と思われてしまうと例え、口で「今日から心を入れ替えて頑張ります!」といっても許してもらえる可能性は低いです。

しかし、少しでもバイトを続けたいという意思があるのであれば、言葉ではなく行動で示すしかありません。

いきなり、週5でバイトに入るのは難しくとも

  • ・少ない週でも確実にバイトに出勤する
  • ・バイトでは挽回するつもり仕事をする
  • ・人がいない日は積極的にシフトを入れる

など、信用を取り戻すには時間がかかりますが、行動し続け、そこが良い環境であれば、徐々に信用を取り戻せるかもしれません。

バイトを続けたいという意思が少しでもあるのであれば、今紹介した内容を実践した後でも退職は遅くはないでしょう。

もしも、私がバイトで休みすぎたことを反省している人がいて、行動で示している人がいたら絶対に見捨てる様なことはしません。

周りもきっと理解を示してくれると信じたいですね。

まとめ

バイトを休みすぎるとクビになるのかについてとバイトを休みすぎることで起こりうるリスクについて紹介しました。

今回の内容をもう一度おさらいすると

  • バイトを休みすぎという理由だけで、クビにするのは難しい
  • バイトを無断欠勤したり、改善が見られない場合は解雇(クビ)になる可能性は十分にある
  • バイトを休みすぎと思われる頻度はシンプルだか、休む頻度が多い人
  • バイトを休みすぎると信用を失う可能性が高い
  • バイトの休みすぎで許してもらうには、バイトに貢献するつもりで働く

今回の内容の振り返りとなります。

バイトを休むことがクセになっている人は、今のバイトが合っていない可能性が高いです。

次のバイト先に行っても「同じことを繰り返してしまうのではないか?」と心配になる人もいるかと思います。

しかし、バイトを休みすぎてしまったと反省しているのであれば、次のバイト先でその経験は活かせるので安心してください。

もし、今のバイト先で休みがちなのであれば、そのバイトは自分に合っていない可能性が高いかも知れません。

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