レタスには爽やかな瑞々しさがありますが、特に味が濃い野菜というわけではありません。
そんなレタスが、「いつもより苦い!」なんて経験をした人もいると思います。
特に生のままサラダにすると、苦いレタスは非常に食べにくいですよね?
そこで今回はレタスが苦い原因や理由、苦い時の対処法をご紹介します。
レタスが苦いと、捨ててしまいたくなるかもしれませんが、苦さを活かした食べ方もちゃんとあります!
苦いレタスについて知っておくと、いざという時に困らずに対応できるようになりますよ。
レタスが苦い原因や理由は?
レタス…中身スカスカじゃない
でも…ちょっと苦い#家庭菜園 #レタス #収穫 #にがい pic.twitter.com/l4UhnD2uTg— わたしでありたい (@doregajibunda) May 14, 2022
レタスが苦いのは、レタスが傷んでいることもありますが、実は栄養成分が関係している場合もあります。
レタスが苦い原因・理由をまとめると、次のようになります。
- 収穫から時間が経過した
- 成長し過ぎた
- 栽培環境が悪かった
収穫から時間が経過した
レタスは収穫から時間が経過していくにつれて水分が抜けて、しなしなに干からびていきます。
レタスの成分はほとんどが水分からできています。
この水分が抜けると元々含まれていた苦味成分の濃度が濃くなり苦さが際立ってくるのです。
レタスを普段食べていてそれほど苦味が気にならないのは、水分が十分にあって苦味が緩和されているのです。
成長し過ぎた
レタスにはラクチュコピクリンという成分が含まれています。
ラクチュコピクリンはポリフェノールの一種で鎮静効果があります。
この成分はレタスの茎側に多く存在し、ちぎった時に出てくる白い液体に含まれているのです。
実は、このラクチュコピクリンはレタスの成長のスピードによって増えたり減ったりします。
レタスがよく育つ季節には、ラクチュコピクリンが増えやすく、苦味も強く感じるようになります。
さらに、レタスの収穫時期を逃してそのままにしておくと、レタスから茎が伸びて花が咲きます。
茎が伸びる頃のレタスは苦味が非常に強くなるのです。
栽培環境が悪かった
レタスは育てやすい野菜ですが、栽培時の環境による影響を受けてしまう面もあります。
例えば、水不足や肥料の量がレタスの仕上がりに関わってくるのです。
レタスがよく育つのは夏で、夏よりも冬のレタスの方が苦味は少なくなります。
ちなみに、レタスが苦いと腐っているように思われがちですが、レタスの苦味と腐れとは関係ないことが分かります。
レタスの苦味の取り方や対処法を紹介!
レタスが甘い季節になったと思う。冬は苦い印象。 pic.twitter.com/vzDWTuPkmN
— 朝太郎 (@8CXOv5wGQLZeVWN) May 12, 2022
レタスの苦味に当たらないように食べるタイミングを考えることは、苦味の対処法の一つです。
でも、タイミング良く苦くないレタスばかりを選ぶのは難しいですよね?
苦いレタスを捨てるのは、もちろんもったいないです。
実は、レタスの苦味は調理の段階で取り除くことができるのです。
普段の工程にちょっとひと手間加えるだけで、レタスの苦味に対応できますよ!
レタスの苦味の取り方は以下の3つ。
- ちぎって水に浸す
- 炒める
- ゆでる
レタスはちぎってから水に浸しておくだけで、ある程度の苦味を取り除くことができます。
レタスの栄養分はやや抜けてしまいますが、どうしても苦くて食べられないレタスは半日程度浸すと効果的ですよ。
また、
レタスを生ではなく、加熱して食べることもおすすめです。
例えば、レタスを油で炒めれば、油がレタスをコーティングしてまろやかになり、苦味が意外と気にならなくなりますよ。
ゆでても苦味を減らすことができます。
レタスをゆでて食べるのが苦手な人は、50℃のお湯にちぎったレタスを3分程度浸しておくだけでも大丈夫です。
レタスが苦い時でも美味しく食べられるサンプルレシピを紹介!
レタスが苦い時の対処法の一つに「ゆでる」がありました。
ただ、レタスをゆでて食べるのはあまり馴染みがなく、どのようなレシピが良いのか分からないかもしれません。
そこで、おすすめしたいのがレタスの湯豆腐です。
湯豆腐にレタスと豚肉を入れるだけの簡単レシピですが、苦味が気にならない上にヘルシーでいくらでも食べられますよ。
やや苦味があっても、豆腐や豚肉が苦味をカバーしてくれます。
<レタスの湯豆腐>
材料(2人分)
- レタス…1玉
- 豆腐…1丁
- 豚肉…100g
- タレ…例えば、ポン酢+白すりごま、ごまドレッシングなど
作り方
- レタスは葉を1枚ずつにして洗って、一口大にちぎっておく。
- 豆腐は食べやすい大きさに切り、水切りをする。
- 鍋にお湯を沸かして、沸騰したら豚肉をサッとゆでる。
- 大きめの鍋に切った豆腐を入れて、豆腐が被るくらいのやや多めの水を入れて火をつける。
- 沸騰する手前でゆでた豚肉とレタスを入れる。
- ひと煮立ちしたら火を止めて、お好みのタレをかけて召し上がれ。
夏は、レタス、豆腐、豚肉をサッとゆでて皿に盛り付けて、お好みのタレやドレッシングをかけて食べるのもおすすめです。
夏のレタスはやや苦味がある場合もありますが、この食べ方なら全く気になりませんよ。
まとめ!
レタスが苦い原因と苦味の取り方をもう一度簡単におさらいします!
レタスが苦い原因は3つ
- 収穫から時間が経過した
- 成長し過ぎた
- 栽培環境が悪かった
レタスの苦味の取り方は以下の3つ
- ちぎって水に浸す
- 炒める
- ゆでる
特にレタスが苦い時は生で食べるのではなく、加熱して食べるのがおすすめです。
レタスの苦味が苦手な人は多いかと思いますし、私もレタスの苦味は実は苦手なので、どうしても苦いと感じた時は熱を加えて苦味を和らげるようにしています。
レタスが苦いと感じた時はぜひ、今回の内容を試していただければと思います。
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