2020年2月15日(土)に世界三大奇祭りである西大寺会陽(裸祭り)が岡山県で行われます。
このお祭りは世界三大奇祭と言われるだけあり、お祭りは毎年、大人数の裸の男性達が盛り上がりを見せます。
しかし、この西大寺会陽(裸祭り)は宝木を激しく奪い、福男を決めるのがこのお祭りの真骨頂なのですが、その激しさ故に過去に死亡事故が起きてしまった程です。
ここでは
・過去に西大寺会陽(裸祭り)の福男を勝ち取った福男について
・過去の死亡事故について、安全に西大寺会陽(裸祭り)の争奪戦に参加する方法
・会場へのアクセス
を紹介していきます。
Contents
西大寺会陽(裸祭り)とは?
目指せ福男 「はだか祭り」西大寺会陽 今年も熱く 岡山 https://t.co/lAjSuaMsfI pic.twitter.com/CcULJAlM6M
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 17, 2018
西大寺会陽(裸祭り)は毎年2月の第3土曜日に行われる行事で、500年以上の神聖なお祭りとされていますが、日本三大奇祭と言われているだけあって、普通のお祭りとは少し異なります。
裸祭りが行われる会場である、西大寺会陽は国の重要無形文化財としても指定されており、神聖な場です。
この行事が行われるのは2月と寒さ真っ只中ですが、参加した男性達はふんどし1つの裸になり、深夜に1万人程の男達が福男になるために、住職が上から垂らす宝木(しんぎ)を巡って押し合いの争奪戦を繰り広げます。
男達のアドレナリンは正に最高潮と言っても過言ではないほどの奪い合いであり、福を得るために、男達は必死になって、この宝木を手に掴もうと必死です。
20時にはまわしを締めた男達が集まり、お清めが終わった後、22時から福を得るための宝木が住職によって投げ出されます。
1人で男達の隙間を塗って宝木を取ろうと頑張る男もいれば、華麗なチームプレイで宝木を掴もうと作戦を念入りに立てて、参加するグループもいる程です。
1万人の中で宝木が投げ出される場所はランダムになるので、正直運頼みの所もありますが、だからこそ、ここで運を掴むことが出来れば福男にふさわしいのかも知れませんね。
西大寺会陽の死亡事故とは?
約1万人の男達が福を目当てに宝木を奪い合う、熱いお祭りでありますが、その激しさ故に過去には死亡事故が発生すると行った悲しい事故が起きています。
西大寺会陽の死亡事故 1987年
1987年に行われた「西大寺会陽」に男性が宝木を奪い合っている最中に心不全でなくなっております。
西大寺会陽の死亡事故2017年2月17日
事故が起きてしまったのは2017年2月17日に行われた西大寺会陽で宝木を奪いあっている最中の出来事です。
45歳の男性はそのまま下敷きになってしまい意識不明となり、翌日の18日にそのまま目覚める事なく、搬送先の病院で死亡が確認されました。
45歳の男性の死因は押し合いになり、下敷きになったことで起こった全身圧迫だったそうです。
西大寺会陽を安全に参加するには?
過去に死亡事故があったと言うことで、西大寺会陽の裸祭りに参加したいと思っていたが、怖くて参加するのに躊躇してしまった方もいるかと思います。
西大寺会陽は安全に最大限に配慮して行われる為、自身がしっかりとルールと事前準備を行えば、事故のリスクを軽減することが出来ます。
しかし、大人数の大人が宝木の奪い合いをするので、怪我は付き物です。
参加するルールは
・お酒を飲んでいないこと
・メガネをかけないこと
・刺青があること
・相手を挑発したり、殴ったりの暴力は絶対に厳禁
・膝のサポーターはケガ防止の為、着用は特別にOKではあるが、長さは40センチ以内を厳守すること
が参加するための最低限のルールになります。
また、安全に参加するための心得としては
・事前に参加しても大丈夫なのか、しっかりと客観的に考える
・奪い合いの時は頭に血が上り、冷静な判断が出来ないことを心得えておく。
・21時30分には一時的に揉み合いにストップがかかるので、無理だと判断したら迷わずリタイアすること(諦めるのも1つの勇気です。)
・お祭り当日まで、身体を鍛えておく。
・何が起きても全て自己責任と言うことを心に命じて置く
またこの行事では危険が付き物という事で、怪我や死亡事故に対しての責任は会場側は一切責任を持たない(損害賠償の請求も一切受け入れない)ので、参加する際は自己責任で参加する必要があります。
これらを守って参加する事で、怪我を0にすることは出来ませんが、少しでも怪我や事故のリスクを減らすことが可能です。
西大寺会陽の過去の福男を紹介!!
こちらで過去に見事に西大寺会陽の福男を手に入れた男性を調べてみた所、2019年の2月に福男を勝ち取った2組のチームが山陽新聞で取り上げられていることが分かりました。
ここでは過去に福男を手にした2チームを紹介していきます。
西大寺会陽の福男【阪田グループ】
まず1組目は小学校教諭の小峰直人さん(25)=同市南区=ら7人の阪田グループです。
阪田グループ画像の3名は左から道口慎さん(25)、小峰直人さん(25)、片岡宏之さん(25)さんとなっております。
阪田グループが福男を手にしたのは8年ぶりという事で、写真からも喜びが伺えますね!
阪田グループは見事な連携プレイで、宝木を股の下を通しながらリレー形式で会場の外に持ち出し、見事に福男を手に入れました。
西大寺会陽の福男【寺坂グループ】
過去に見事に福男の座を手に入れたもう1つのグループは寺坂グループです。
左から羽納通浩さん(36)、羽納直孝さん、小林達史さん(36)の3人で、通浩さんと直孝さんは兄弟で、通浩さんが兄、直孝さんが弟で兄弟で見事に福男を手に入れました。
通浩さんが仁王門側に宝木がぶら下がっているのを発見し、直ぐに宝木目掛けて手を伸ばし、見事に宝木を手にした後、チームの連携プレイで見事に宝木を外に持ち出し、福男の座を手に。
寺坂グループはこの日の為に模擬宝木を使って何度も練習に励んでいたそうです。
練習の努力もあって見事な連携プレイを見せてくれました。
西大寺会陽の特別観覧について
西大寺会陽には安全に観覧するための有料の席が設けられております。
座席指定券(特別観覧席)
購入方法 | 窓口での予約:岡山商工会議所西大寺支所2階
電話での予約:086−942−0101 |
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チケット料金 | 5000円 |
チケット受け取り | 窓口での受け取り(現金のみ)orヤマト運輸の代金引き換え払い |
立ち見券
購入方法 | 現金払いの窓口での受け取り(当日の購入も対応) |
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チケット料金 | 東立ち見:1000円 西立ち見:500円 |
チケット受け取り | 窓口での受け取りのみ |
東立ち見と西立ち見では値段が違います。
東席立ち見席は特別観覧席のすぐ後ろの位置となる為、値段も西立ち見席と比べて500円高くなっておりますが、西立ち見は本堂から離れるので、しっかりと西大寺会陽を見たい方は500円高くても東立ち見を選ぶのがオススメです。
西大寺会陽の開催日とアクセスについて!!
開催日時:2020年2月15日(土)
お祭りの会場:金龍山西大寺・観音院
電車から駅からのアクセス:赤穂線西大寺駅から徒歩約15分
バスでのアクセス:西大寺駅から徒歩約10分
車でのアクセス:山陽自動車道山陽ICから岡山方面
西大寺会陽についてのまとめ!!
西大寺会陽の紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
今回の焦点をまとめますと
・西大寺会陽に参加する際は、自己責任で出場すること
・過去に福男を獲得したグループの紹介
・西大寺会陽の観覧について
・西大寺会陽のアクセス
についてでした。
西大寺会陽は500年以上にわたる歴史ある神聖な行事ですが、西大寺会陽当日は福を目当てに宝木の争奪戦が繰り広げられます。
参加しなくとも観覧は出来ますが、覚悟の上で参加したいという方は是非1度参加し、福男の座を勝ち取って見てはいかがでしょうか?