ピリッとした味わいと、独特の風味のする調味料である山椒(さんしょう)には体に良い効能があり、様々な効果が期待出来ます。
しかし、食べすぎてしまうと、副作用が起きてしまう可能性があり、調味料として使う際は注意が必要です。
私も、山椒が大好きなのですが、食べ過ぎによるデメリットを知ってからは、ドバドバかけるのを控えるようになりました。
ここでは、山椒の効能と食べ過ぎによる副作用を紹介していきたいと思います。
Contents
山椒とは?
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山椒とは原産地が日本や朝鮮半島南部になっており、ミカン科の植物です。
料理などの香辛料に使われており、漢方薬としても使われています。
中華料理の麻婆豆腐やうなぎへのアクセントとして使われる山椒ですが、どういった効能がや、 注意点があるのでしょうか?
効能や注意点を紹介します。
山椒の種類
山椒は日本から朝鮮半島に分布しており、ミカン科サンショウ属です。
葉や花、果実など色々な 部分が香辛料として利用されています。
山椒にはどのような種類があるのでしょうか。
朝倉山椒
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兵庫県養父市が発祥の地である朝倉山椒です。
山椒の木にはトゲが生えていますが、朝倉山椒の木にはトゲがありません。
そのため、家庭でも育てられると人気の木です。
香りと味わが爽やかで、あまり辛さがありません。
また上品な味わいがするのが朝倉山椒の特徴です。
山朝倉山椒
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山野にある山椒の一つで、他の山椒とトゲの長さが違い、短くなっています。
普通の山椒と、朝倉山椒の中間の品種に属しておりますが、味や香りは朝倉山椒と似ています。
ぶどう山椒
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ぶどう山椒は和歌山県有田町が原産です。
朝倉山椒からの品種ですが、他の山椒と比べて、トゲが少なくなっています。
またぶどう山椒の特徴として、ぶどうの房のように実がたくさんなります。
果皮が厚く、実が大きめです。 味としては、香りが強く、旨味が濃く、辛みが強いです。
竜神山椒
和歌山県田辺市で育てられている品種となります。
他の山椒に比べて葉の数が少なく、形が先に丸みを帯びています。
辛みがあまりないです。
高原山椒
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高原山椒は岐阜県高山市で主に栽培されています。
名前の由来は高原川流域で生えていたことが名前の由来といわれています。
他の山椒に比べると実が小粒になっており、香りがとても良いです。
また長期保存もできるのも特徴の一つです。
華北山椒
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中国の山椒として知られており、四川山椒、中国山椒などと言われます。
痺れるような辛さがあり、麻婆豆腐などの四川料理などに使われます。
鰭山椒
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鰭山椒は、琉球山椒、沖縄山椒、イワザンショウなど様々な名前で呼ばれており、原産は沖縄県になっています。
実は香辛料として使われ、葉は木の芽として使われます。
葉は小さく丸い形をしています。庭木としても人気のある品種です。
山椒の効能とは?
山椒の効能について紹介! 山椒を食べるとどのような効能があるのでしょうか?
山椒の効能を紹介します。
サンショウオール
サンショウオールとは山椒の実に含まれる辛味成分のことです。
サンショウオールは痺れを伴います。
胃腸の機能を高めたり、代謝を良くしてくれたり、脳の活性化、白髪を抑えてくれます。
シトロネラール
シトロネラールは集中力の向上と、筋肉を柔らかくしてくれる効果があり、脳の働きが活性化されるため集中力が向上します。
不安感を解消してくれたり、不安を感じやすい人には嬉しい効果もあります。
リン
リンは歯や骨を作るのに必要不可欠な栄養素です。
また脱力感を抑えてくれたり、筋肉の低下を防いでくれます。
糖尿病や高血圧の予防をしてくれ、体の心配をする人に嬉しい効果があります。
カリウム
カリウムは細胞に含まれるミネラルの一種です。
血圧を下げてくれる効能があり、カリウムは、余分な塩分の吸収を抑えてくれ、体の外に排泄してくれる効果があります。
そのため血圧を下げてくれます。
不整脈や心停止を防ぐ効果が期待されます。
マグネシウム
マグネシウムは骨粗しょう症の予防をしてくれたり、心疾患・不整脈の予防をしてくれます。
マグネシウムは300種類以上の酵素の作用をサポートしてくれる役割があり、栄養素の合成の働きを助けてくれたり、筋収縮などの働きを助けてくれます。
また、カルシウムやリンと一緒に骨の形成を助けてくれる大きな働きがあるのです。
積極的にとっていきたいですね。
山椒の食べ過ぎ注意?食べ過ぎなどによる副作用を紹介
山椒は料理のアクセントとして役立つため、ついついかけ過ぎてしまいますよね。
そんな山椒ですが、山椒を食べすぎるとどのような副作用があるのでしょうか。
舌が痺れる
山椒の痺れる辛さは、キサントキシンの局所麻酔効果によるものです。
大量の摂取をしなければ特に害になることはありません。
下痢になる可能性がある
サンショウオールには整腸作用があります。
整腸作用は胃腸の機能を高めてくれる働きがあります。
しかし整腸作用は食べすぎると胃腸を刺激し過ぎてしまうため、下痢になってしまうことがあります。
大量の摂取をしすぎると下痢になってしまうため、山椒は程々に楽しんで、大量摂取は避けるようにしましょう。
山椒(さんしょう)の効能と食べ過ぎなどによる副作用を紹介!まとめ!
山椒(さんしょう)の効能と食べ過ぎなどによる副作用を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
山椒の効能は
サンショウオール(胃腸の機能の向上、代謝UP、脳の活性化、白髪の抑制)
シトロネラール(集中力の向上、筋肉を柔らかくしてくれる効果、脳の活性化)
リン(脱力感の抑制、筋肉の低下防止、糖尿病や高血圧の予防)
カリウム(血圧を下げてくれる効能、余分な塩分の吸収を抑える、不整脈や心停止を防ぐ効果)
マグネシウム(骨粗しょう症や、心疾患・不整脈の予防)
となります。
また、食べ過ぎた時の副作用は舌が痺れたり、下痢を引き起こす可能性がありますので、食べ過ぎには気をつけて、調味料としてかける際もほどほどにしておくのがおすすめです。