しそ(大葉)って、香りがよくて料理に少し添えるとグンって美味しくなりますよね。
爽やかな香りが、夏の暑い日でもしそ(大葉)が食欲を増してくれる便利な野菜です。
そんな、しそ(大葉)を食べ過ぎると下痢になるとか、手がかぶれるとか、肌が黄色くなるとか聞いたことはありませんか?
みんなが噂している、
しそ(大葉)を食べ過ぎると本当に下痢になるのか?
についてご紹介したいと思います。
Contents
しそ(大葉)を食べ過ぎると下痢になる?食べ過ぎで起きる症状を紹介!
しそ(大葉)は漢字で「紫蘇」と書きます。
この漢字は、食中毒を起こしている若者に医者が、しそ(大葉)を煎じて飲ませたら若者が回復したこという古い中国の故事から
「紫色をした葉は、蘇り効果がある」
という意味から、「紫蘇」という 漢字が当てられたといわれています。
それほど、健康に良いとされるしそ(大葉)ですが、しそ(紫蘇)を食べ過ぎるとそうなるのでしょうか?
結論を申し上げると
「しそ(大葉)を食べすぎたからといって健康を害することはありません」
なので、もちろん下痢をすることもないのです。
むしろ、しそは、食中毒や下痢、風邪などに効果があります。
しそは解毒作用と胃腸を整える働きがあるということです。
しそを食べたら下痢になる3つの原因
しそは解毒作用があり食中毒や下痢に効果があることがわかりました。
しかしそれでも、お腹が痛くなったり、下痢をしたのであれば考えられる原因は3つです。
- しそ自体の影響ではなく、一緒に食べた食材が原因
- しその表面に細菌が付着していた
- 農薬が残っていた
しそを食べて、下痢で苦しみたくはないですよね?
先ほど、しそを食べたからといって、下痢になるわけでないことが分かりましたが、しそを食べたら下痢になった原因として考えることを紹介していきます。
しそ自体の影響ではなく、一緒に食べた食材が原因
しそは、しそだけで食べることはあまりありません。
刺身など生ものと一緒に食べるときには、一緒に食べた食材である刺身や生ものが下痢の原因の場合があります。
しその表面に細菌が付着していた
しその表面に、畑の土から食中毒の原因の
- 細菌
- 大腸菌
- セレウス菌
などが付着していたことが考えられます。
予防としてはしっかりと水洗いしましょう。
農薬が残っていた
しそを大量に食べると、残留農薬も心配になります。
農薬は流水だけでは洗い流せない場合があり、残ってしまうのです。
そんなときにおすすめなのが、酢水につける方法があります。
酢を水で5倍〜20倍に薄め10分〜15分漬けておくと残留農薬がとれます。
そのほかには、しそは植物繊維が豊富なのでお腹がゆるいときなどに大量に食べると下痢することがあります。
健康のために食べていても、体調が優れないときには大量に食べることはやめておいた方がいいことがあるので、注意しましょう。
しそ(大葉)の1日の適量・枚数はどのくらいなのか紹介!
しそを大量に食べても問題はありません。
むしろ、しそは健康を助ける働きがあるのです。
とはいえ、1つの食品を大量に毎日食べていると栄養バランスが壊れてしまう心配もあります。
ある程度の適量の目安を知っておくことも大切です。
では、しその適量って1日何枚なのでしょうか?
しその効果を期待しながら毎日食べるのなら、
しその1日に食べる量の適量は20枚前後
がおすすめです。
ちなみに、
1日10枚でアレルギー症状が改善され、20枚で血糖値の改善や美肌効果が実証された
という紹介もあったほどです。
しそは、1日に大量に食べたとしても害はないのですが、1日だけ大量に食べるよりも毎日10枚〜 20枚を食べる方が健康改善には効果が期待できます。
しそ(大葉)の栄養を上手に取る方法を紹介!
しそを毎日食べたときに、同じ食べるなら少しでも上手に栄養を摂りたいと思います。
しそを食べるときに上手に栄養を取る方法をご紹介です。
しそを食べるときに上手に栄養を取る方法は
油と一緒に使う
です。
しその栄養を上手に摂るためには、油と一緒に使うと効果があります。
しその栄養素で、皮膚や粘膜を健康に維持する働きのあるβカロチンは、油類とともに摂ると吸収率が上がり効果的です。しその天ぷらは、風味が良く美味しいだけでなく効果的に栄養がとれる料理になります。
しそを身体に良く、大量に取れるサンプルレシピを紹介!
もっと大量に手軽にしそを食べたいときには、しそジュースにしたり、しそペーストにしたりしてストックしておくと手軽にしそを食べることができます。
しそジュース
【材料】
- しそ(大葉) ・・・ 40枚
- 水 ・・・ 1L
- 砂糖 ・・・ 60g
- リンゴ酢 ・・・ 150mℓ
【作り方】
- しそは水洗いする
- 鍋に水を入れ沸騰させる
- (2)にしそを入れ中火で4分、じっくり煮出す
- しそを取り出し絞る
- (4)に砂糖を加え溶かす
- (5)の粗熱が取れたらリンゴ酢を加え混ぜあわす
- 保存瓶などに移し冷蔵庫で冷やす
冷蔵庫にある程度、冷やしたら完成です。
飲むときには、薄めずそのままいただきます。
しそペースト
【材料】
● しそ(大葉) ・・・ 100枚
● 塩 ・・・ 少々
● オリーブオイル ・・・ 150cc
【作り方】
- しそを水洗いしキッチンペーパーで水気を良く拭き取る
- しその茎や傷んだところは取りのぞく
- フードプロセッサーでペースト状にする
- 塩とオリーブオイルを少しずつフードプロセッサーに入れ攪拌(かくはん)する
- 全部混ざってペースト状になったら出来上り
パンに塗っても、パスタに和えても、ドレッシングに混ぜても美味しいですよ。
お試しください。
まとめ
しそを食べ過ぎたからといって、下痢になるわけではありませんが、しそだけを毎日過剰に摂取するのは栄養バランス面を考えても、良くはありません。
しそに限らず、どんなに身体に良い食べ物でも、その食材を過剰に摂取するのではなく、バランス良く食べることが大切です。
しそは身体に良い食べ物ではありますが、過剰摂取するのではなく、バランス良く、しそと一緒に他の食べ物と組み合わせて食べることが大事ですので、是非、今回の紹介した内容を参考にしていただければと思います。
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