焼いて食べても刺身で食べても旨味が凝縮され、お酒のつまみにもぴったりな魚ってたくさんいますよね?
刀に似ていることから太刀魚と名前のついたほど、輝いている魚である太刀魚もその1つです。
太刀魚を食べるのであれば、美味しい食べ方と旬の時期、しっかりとした下処理の仕方を知っておく必要があります。
・太刀魚を美味しく食べる食べ方
・太刀魚の旬の時期
・太刀魚の下処理について。
・太刀魚を美味しく食べるおすすめのレシピ
について紹介しますので太刀魚を美味しく食べたい方は、是非参考にして見てください!
Contents
太刀魚の美味しい食べ方を紹介!!
早速ですが、本題の方に入りたいと思います! 太刀魚の特徴としては身の質感が良く、基本的にどんな料理にも合います。
熱を通しても美味しいですし、刺身にして、日本酒のお供になんかも最高ですね!
熱を加えて調理した場合、淡白な白身の旨味が凝縮され、旨味が増します。
太刀魚をグリルで焼く場合は、中火で11〜14分ほど焼くのがおすすめと言われており、片面を5分ぐらい焼き、表面にいい具合に焼き色が着いたら裏返すタイミングです。
太刀魚を刺身で食べる場合は、当然でありますが、鮮度が良いものがおすすめで、特に皮を残した銀皮造りは見た目も美しく、目で楽しめる上に、お酒が進むこと間違いなしと言えます。
また太刀魚は皮の付近に旨味が多く、身には程よい甘さがあり、これまたわさびとの相性は抜群です!
太刀魚の旬の時期は?
太刀魚の旬の時期は夏から秋にかけてが旬と言われております!
ほとんどの魚が産卵期前後の肉厚さや脂のノリで旬が決まるのですが、実のところ太刀魚は1年の間で脂のノリが変わらない魚です。
つまり、太刀魚は1年中美味しく食べられる魚でありますが、特に美味しいのが7月〜10月にかけてがより旨味が増すということなので、より美味しい太刀魚が食べたい方はこの時期を狙って食べてみると良いでしょう!!
太刀魚の鮮度の見極め方は?
魚の鮮度は一般的に目の色と切り口の色を見て見極めると言われております!
太刀魚ももちろん例外ではありません!!
数ある太刀魚を選ぶ際に見て欲しいポイントは以下の通りです。
・目と切り口の色
・太刀魚の光り方
・サイズと触った時の感触
まず、目の色についてですが、澄んでいる魚を選ぶ様にしましょう。
この時目の色が充血している太刀魚は鮮度が落ちている可能性が非常に高いので、選ばないのがベターと言えますね!
切られて売られている太刀魚に関してですが、切られているものに関しては切り口が鮮やかな個体を選ぶのがオススメです!
切り口が鮮やかと言っても、「分からないよ!!」という方も多いかと思いますので、どのような太刀魚が良いのかを具体的にお教えします。
色合いはなるべく、透明かつピンクがかかっているのがオススメと言われており、鮮度が高いと言われているので、新鮮な太刀魚を選ぶ際は参考にしてみてください。
次に意外と思われる方も多いかと思いますが、サイズを見て欲しいと思います。
魚というとサイズが大きい方が身が入っていて美味しいと思いがちですが、太刀魚は大きすぎても小さすぎてもいけません。
太刀魚にはベストの大きさがあり、一般的な目安としては大体1mがベストと言われております。
またサイズを見ていただいた後に調べて欲しいのが、触った時の感触です。
感触に関しては軽くハリのあるものを選ぶのがおすすめと言われております。
スーパーで売られているものをペタペタ触りすぎるのはよくありませんが、軽くつつく程度でも、感触が分かるので、太刀魚を選ぶ際は是非参考にしてみてください!!
太刀魚の下処理の仕方は?
太刀魚を美味しく食べるには、下処理が重要になります。
まず、太刀魚には鱗がありませんので鱗を取る作業はしなくても大丈夫です。
太刀魚を処理する際にまず注意して欲しいのは両顎。
この両顎が触っただけで手が切れてしまうほど鋭く、中々厄介であります。
頭の部分を切り落とす際は問題ないのですが、頭を残す際は口先の部分は切り落としておくのがオススメです。
太刀魚の切り方ですが、お腹に包丁を入れて顎を開き、頭とエラの付け根の繋がっている部分を切り離し、尾の部分を切り落とします。
この時、エラを引き離すと内臓も一緒に剥がれますので、エラはしっかりと引き剥がしましょう。
お腹に切れ目を入れ、腹の中の内臓などの腹ワタを取り除いたら、残っている血あいをしっかりと洗い流します。
私も経験があるのですが、この時に血をしっかり抜いておかないと臭みが残ってしまい、せっかくの美味しい太刀魚が台無しになってしまうので、血は残らずしっかり洗い流しましょう。
これで、下処理は一通り終わった状態となります。
下処理が終わった後は作る料理に合わせて、調理を行って行きましょう!
太刀魚に関しての豆知識!!名前の由来について!!
ここで、太刀魚に関しての豆知識を紹介して行きます。
太刀魚は釣り人の間では体高を指の本数で図るみたいです。
一般的な太刀魚の体高は指三本の幅と同じくらいと言われております。
太刀魚には江戸時代に面白い話が1つがあり、太刀魚の名前の由来にもなっている話です。
とある強盗が刀を片手に一軒家に推し入り、突然「金をだせ!!」と家の主人に脅しにかかります。
主人はあまりの恐怖に布団を被り、震えることしか出来ません。
しかし、そんな時に主人の飼い猫が勇敢にも強盗に目掛けて飛びかかります。
まさか猫が襲いかかってくるとは思わなかった強盗は慌てて一軒家を後にし逃げていきました。
猫はその後、強盗の置いていった刀をムシャムシャと美味しそうに食べており、主人が不思議そうに見ているとその刀はなんと太刀魚だったとか!!
というのが、江戸の昔にあった話で刀に見えたことから太刀魚という名前がついたそうです!!
恐ろしい事件ではありますが、まさか太刀魚を持って強盗に入るなんて、ユニークなお話しですね!!
太刀魚を美味しく食べられるおすすめのレシピを紹介!!
ここでは太刀魚を美味しく食べられるおすすめの料理をいくつか紹介して行きますので、是非参考にしていただければ幸いです!!
【カリッとホクホクのたちうおの唐揚げ】
材料 (4人分)たちうお4切れ片栗粉大さじ2〜サラダ油適量作り方1たちうおをさっと水洗いしたらキッチンペーパーで水気をふきとる。2あげ鍋にサラダ油を入れ温める。3片栗粉を魚全体にまぶし温まった鍋へ。カラッとあがれば完成~!コツ・ポイント水気をしっかり拭き取って片栗粉をまぶすとかりっと仕上がります。このレシピの生い立ち実家ではいつもこの食べ方です。ウスターソースはご飯がすすみます…笑出典:cookpad
太刀魚の唐揚げなんて美味しそうで、ついついご飯とお酒が進みそうで恐ろしいですね!!
気がついたら、お椀に盛っていたご飯が!?・・・なんてなりそうな一品と言えるでしょう!
【太刀魚の刺身】
材料
太刀魚 1/4本
1 新鮮な太刀魚を用意します。
2頭を除去し、ハラス側を肛門まで包丁で開き内臓を除去します。血合いを水で洗ったあと水分を拭き取ります。
3 ハラス骨に包丁で切れ目を入れて中骨を外します。
次に背中側から中骨に当たるように包丁を入れると綺麗に三枚におろせます。
4 ハラス骨を除去します。
5 皮を包丁で剥ぎます。
皮付きの場合はバーナー等で皮に焼き目を付けます。
6 薄くスライスして皿に盛り付けたら完成です。
コツ・ポイント
太刀魚は長いので1/3か1/4の長さに切り落としてから三枚におろしてください。
皮目に焼き目を入れると香ばしく皮ごと食べられますよ。
このレシピの生い立ち
脂の乗りが抜群でとっても美味しい太刀魚です。青森県ではあまり馴染みがないかもしれませんがモチっとした触感でとっても美味しい魚ですよ!
出典:cookpad
太刀魚の刺身は美味しい食べ方の方でも紹介させていただきましたが、コチラでも紹介させていただきます!!
皮目をバーナで軽く炙ることで、太刀魚の香りが増し、より美味しく食べられるそうです。
また青森県では太刀魚はあまり馴染みがないのは、私自身初めて知りました!!
【タチウオのホイル焼き】
材料 (1人分)
タチウオ(今回は3枚下ろし15cm分)
切れ えのき1/8株
長ネギ1/4本
バター約13g
味塩胡椒適宜 ブラックペッパー適宜
作り方
1 長ネギを薄切りする。
2 えのきの石つきをカットし、株から手でちぎり取る。
3 バターを1cm×2cm×2cm位に切る。
4 3枚に下ろしたタチウオの皮に細かく切り込みを入れ、味塩胡椒を適量かける。
5 アルミホイルを材料が包める長さに切る。
6 アルミホイルの上にネギの薄切りをのせる。
7 ネギの上にタチウオをのせる。
8 タチウオの上にえのきをのせる。
9 えのきの上にバターをのせる。
10 香り付けにブラックペッパーをかける。
11 アルミホイルを巻き、1000Wの温度で15分焼く。
12 15分たったら、お皿の上に乗せて、完成!
コツ・ポイント 個人的には、鮭のホイル焼きより好きです。焼いて美味しい魚なら、上記の方法で美味しく調理できると思います。 このレシピの生い立ち 釣れていっぱいあるタチウオを、美味しく頂くメニューとして作りました。
出典:cookpad
最後に紹介するのは太刀魚のホイル焼きです。
太刀魚の火を入れた時の香りとバターの香りでお酒が進む1品であることは間違えないでしょう!
アルミホイルを開けた瞬間のワクワク感がたまらなそうですね!!
太刀魚の美味しい食べ方と旬の時期とレシピについてのまとめ!
太刀魚の美味しい食べ方うと旬の時期、レシピについての紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?
太刀魚は身の質感が良く、基本的にどんな料理でもあう最高の魚です。
焼いても美味しいですし、刺身で食べるのもおすすめな魚であり、刺身で食べる際は皮の部分を軽く炙って、日本酒と合わせるのも良いですね!!
太刀魚は特に夏から秋にかけてが旬なので、太刀魚を食べる際は是非参考にしてみてください!!