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高級食材で知られるアワビ。
いつも食べたり気軽に食べたりはできないアワビなので、もらったり買ったりして食べるときに「みんなが揃ったときに食べたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
しかし、みんなが揃うまで、常温で保存するのか冷蔵庫で保存すればいいのか冷凍保存すれば、いいのか分からない人も多いと思います。
「アワビを食べるタイミングを計りたいとき」や「大量にあって食べられないときに」「アワビをきちんと保存できるように」アワビの保存方法をご紹介します。
アワビの保存はいつまで!?冷凍・冷蔵庫で何日持つ?
アワビは新鮮さが1番大切です。
もちろんアワビは購入したその日の新鮮なうちに食べると1番美味しく食べることができます。
しかし、その日に食べられないときや大量にあって食べられないときはアワビを保存しなければなりません。
結論、アワビの保存期間
- 冷凍保存:2ヶ月〜3ヶ月
- 冷蔵保存:2日〜5日以内
- 常温:当日中
アワビは基本的に日持ちがする食材ではないです。
鮮度がいいアワビは触覚を出して元気に動き回ります。
加えて、足の先端がきれいに枝分かれしているアワビが生きがいい証拠です。
鮮度がいいアワビを手に入れたら生きたまま保存しましょう。
冷凍保存
アワビを長期間保存したいときには冷凍保存をおすすめします。
正しい処理を行い冷凍保存した場合は2ヶ月〜3ヶ月と長期保存が出来て便利です。
ですが、アワビを冷凍保存した場合は加熱調理をして食べるようにしましょう。
冷蔵庫保存
アワビを購入後2日〜5日以内に食べるときには冷蔵庫保存をおすすめします。
しかし、冷蔵庫で保存すると庫内温度が低すぎてアワビが死んでしまうので野菜室で保存するようにしましょう。
常温保存
その日のうちに食べるのであれば、常温が1番美味しく食べることができます。
しかし、夏場の気温が高い日はアワビがすぐに死んでしまうので涼しい季節ですぐに食べるのであれば冷蔵庫で保存せずに常温で保存しましょう。
アワビのおすすめの保存方法を紹介!!
アワビを保存するときには、いつ食べるのかを見極めて保存方法を決めるようにしましょう。
- その日に食べる⇒常温保存(冬以外は温度が高く腐りやすいので常温保存は適してません冷蔵庫で保存しましょう)
- 2日~3日後⇒冷蔵庫(野菜室)で保存
- 1週間~2ヶ月⇒冷凍保存
しかし、保存方法が間違っていると保存期間内でも腐ってしまう可能性があるので正しく保存方法で保存します。
アワビの常温保存・冷蔵庫保存・冷凍保存の正しい方法についてご紹介します。
正しい常温保存方法(気温の低い冬期のみ可能) 常温でも正しい保存方法で保存すると、アワビを生きたまま保存することができます。
必要なものは以下4つです。
- ● 保存容器(深めの底が平らな物)*アワビが逃げ出さないように深めのものを用意しましょう。
- ● キッチンペーパー(新聞紙でも可)
- ●塩
- ●水
常温・冷凍・冷凍保存別に保存方法を見ていきましょう。
正しい常温保存方法
- 水300ccに塩9g(小さじ5杯)を入れ3%の食塩水を作る。
- キッチンペーパー(新聞紙)を1.の食塩水に浸けて軽く絞る。
- 保存容器の底に2.のキッチンペーパーを敷く。
- アワビを殻を下(身を上向き)にしてキッチンペーパーの上に並べる。
- 4.のアワビの上に2.のキッチンペーパーをかぶせる。
- 保存容器に蓋(ラップ)などはせずに、涼しい風通しの良いところで保存する。
気温の低い冬期だけ常温で1日ほど保存できます。
暖房などが効いていない室温の低い冷暗所で保存してください。
保存容器に蓋をしないのは「アワビは生きている」ので呼吸できるように蓋をせずに保管するようにしましょう。
蓋をしないので逃げ出さないように深い保存容器で保存するのです。
正しい冷蔵庫保存方法
夏期など気温が上がってきたら、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
保存方法は基本的に常温保存と同じです。
【必要なもの】
- 保存容器(深めの底が平らな物)*アワビが逃げ出さないように深めのものを用意しましょう。
- キッチンペーパー(新聞紙でも可)
- 塩
- 水
【正しい冷蔵保存方法】
- 水300ccに塩9g(小さじ5杯)を入れ3%の食塩水を作る。
- キッチンペーパー(新聞紙)を1..の食塩水に浸けて軽く絞る。
- 保存容器の底に2.のキッチンペーパーを敷く。
- アワビを殻を下(身を上向き)にしてキッチンペーパーの上に並べる。
- 4.のアワビの上に2.のキッチンペーパーをかぶせる。
- 冷蔵庫の野菜室で保存する。(吹出口の近くは避ける)
注意点としては、吹出口近くに置くと冷たい風が当たって凍ったり弱ったりして、アワビが死んでし まうので注意が必要です。
正しい冷凍保存方法
アワビを長期間保存したいときには冷凍保存をおすすめします。
しかし、1度冷凍したものを解凍して使うときには生食は避けたほうがいいです。
解凍後、加熱調理し食べるようにしましょう。
冷凍保存するときには、傷みにくいように処理後に冷凍保存します。
処理後に冷凍保存すると解凍後調理するときにも手間が省けるのでおすすめです。
【必要なもの】
- 塩
- ラップ
- ジッパー付きの密封袋
【正しい冷凍手順】
- アワビを流水で洗い汚れやゴミを取り除く。
- スプーンかナイフを殻と身の間にいれ、ぐるっと一周回し殻からアワビを外す。
- アワビの身を塩揉みしヌメリを取る。
- アワビの口(赤い部分)は食べられないのでハサミなどで切り取る
- アワビの肝をつぶさないように気をつけながら外す。
- アワビの身と肝を洗う。
- アワビの身と肝を別々にラップで包みジッパー付きの密封袋に入れ冷凍庫で保存する。*アワビの殻が必要なときには、タワシでよく洗い一緒に保存しましょう。
冷凍したアワビを解凍するときには、ジッパー付きの密封袋ごと流水をかけ10分〜15分で大丈夫です。
アワビを触ってみて、表面が柔らかくなれば調理できます。
せっかくの高級食材のアワビなので、美味しく召し上がってください。
冷凍保存したアワビの解凍方法
アワビ😇解凍中 pic.twitter.com/HtDOysyYEf
— さな (@celriya) August 3, 2018
冷凍保存したアワビは正しく解凍すると、生の場合と同じようにアワビ特有の食感を楽しむことができます。
ただし、冷凍保存したアワビの解凍は常温や冷蔵庫といった長い時間がかかる方法だと風味が損なわれる可能性があるので、おすすめできません。
ここでは、冷凍アワビの解凍方法を殻付きの場合と、むき身の場合の2つをご紹介します。
冷凍アワビの解凍方法「殻付きの場合」
殻付きの冷凍アワビは、凍ったままの状態で流水で解凍します。
殻付きアワビを外袋があれば取り出してラップなどで包まれたままボウルに入れて、流水で一気に解凍していきます。
アワビの大きさにもよりますが、解凍時間の目安は10分程度です。
ボウルに水を入れてじわじわ解凍するよりも、殻付きなので流水の方が短い時間で解凍できます。
急速解凍すれば、アワビの細胞を壊す心配がなくて安心です。
冷凍アワビの解凍方法「むき身の場合」
むき身の冷凍アワビは、凍ったままの状態で氷水で解凍します。
ボウルに氷水を張って、むき身の冷凍アワビをラップに包まれたまま入れます。
凍っている程度にもよりますが、解凍の目安は約20~30分です。
むき身の場合は、マイナス5℃前後の冷たい水でじわじわ解凍していくことで、アワビの水分をなるべく保ったまま解凍できます。
殻付きの場合も、むき身の場合も、アワビの中心部を触ってみて弾力を感じられるくらいを解凍の目安にしましょう。
冷凍保存したアワビを活用したおすすめレシピの紹介!
冷凍保存したアワビは調理もしやすく、重宝します。
冷凍保存したアワビを活用したレシピをご紹介します。
冷凍アワビのバター焼き
材料(2人分)
- 冷凍アワビ…2個
- バター…10g
- にんにく…1かけ
- 白ワイン…適量
- 塩…少々
- コショウ…少々
作り方
- 冷凍アワビを解凍し、下ごしらえをする。アワビは厚めの食べやすいサイズに切る。
- フライパンにバターとみじん切りにしたにんにくを入れて火をつける。
- フライパンが温まり、にんにくの香りが立ってきたらアワビを入れて、1分ほどしたらひっくり返す。
- アワビを両面焼いたら、白ワイン、塩、コショウで味を調えて完成。
お好みでパセリやローズマリー、パクチーなどのハーブをトッピングしたり、好きな野菜をグリルして添えたりしても美味しいです。
冷凍アワビの炊き込みご飯
材料(2人分)
- 冷凍アワビ…3個
- 米…2合
- しょうゆ…大さじ2
- 酒…大さじ2
- みつば…適量
作り方
- 米を研ぎ、分量の水を加えて炊飯器にセットする。
冷凍アワビは解凍して下ごしらえをし、薄切りにする。 - 炊飯器からしょうゆと酒の分量と同じ大さじ2ずつの水を取ってから、アワビ、しょうゆ、酒を加える。
- 炊飯器に戻してスイッチを入れ、炊き上がりを待つ。
みつばは洗って2㎝程度の長さに切る。 - 炊き上がったご飯を茶碗に盛り付け、みつばを乗せて完成。
ご飯に彩りをプラスするために、にんじんなどの季節の野菜を加えて炊いても良いですよ。
まとめ!!
アワビは痛みやすい食材であり、保存する際は「常温」「冷蔵」「冷凍」で保存方法をしっかりと守るようにしましょう。
また保存する際は今回紹介した、保存の際に必要なものを事前に準備するようにしましょう。
高級食材故に、あまり保存する機会のないあわびですが、保存方法を覚えてしまえば簡単なので、今回の内容を参考にしていただければと思います。