バイトのヘルプに行きたくない時の断り方3選とヘルプに行くメリットはある?

バイトによっては、系列の店舗が複数ある職場も珍しくありません。

バイトをしていると、店長や社員から

「この日に他店舗にヘルプに行って欲しい」

と頼まれることがあります。

ですが、人によっては「ヘルプに行きたくない」と思う人も多いです。

ヘルプで行くとなると1日中、普段仕事をしない人達と仕事をしなければなりません。

バイトのヘルプは行きたくない時に断ってはいけないのでしょうか?

ここでは、バイトのヘルプに行きたくない時の断り方を紹介していきます。

バイトのヘルプに行きたくない理由

「首を傾げて俯瞰して考える女性」の写真[モデル:高尾実生]

バイトのヘルプに行くのは普段と違う環境で働く必要があったり、ヘルプ先の店舗に行くまでに労力がかかったりとヘルプを頼む側は楽ですが、頼まれる側はそれなりの労力を必要とします。

私自身もアルバイト時代に他店のヘルプに行くことが多々ありましたが、ヘルプに行きたくないと思うことも実際多かったです。

私がアルバイト時代に感じた他店のヘルプに行きたくないと感じた理由は以下4つ。

  • 普段と違うルールや環境で働かなければいけない。
  • ヘルプ先の店舗の環境が嫌だった。
  • ヘルプ先の店舗から自宅までの距離が遠い。
  • ヘルプ先の店舗に行くための交通費が支給されない。

1つずつ解説していきます。

普段と違うルールや環境で働かなければいけない

ヘルプ先の店舗は自分が働いている店舗とルールや運用の違い、客層や混雑時間も異なる為、普段と違う環境で働かなければなりません。

同じ系列の店舗なので、そこまで大きな差はないとしても、普段通りの感覚で業務をこなしていると、些細なことで指摘をされてしまったり、予想だにしないトラブルが起きたりなど、普段のパフォーマンスが上手く発揮できないことも多いです。

変化を好まない人や柔軟性がない人にとって、普段と違う環境で数時間働かなければならないのは苦痛かもしれません。

ヘルプ先店舗の環境が嫌だった

私自身、他店舗のヘルプ先に何度かヘルプとして働いたことがあり、ヘルプに行くのが楽しみなほど、良い環境の店舗もあれば、ヘルプに行くのが苦痛だった店舗もありました。

私自身が実際に行ってみて、嫌だったヘルプ先の店舗の特徴としては、

  • 店長や社員が既にイライラしている
  • 上の立場の人間がお客様のまで、詰めるように説教をしている
  • ヘルプに来ても感謝されず、扱いが雑
  • 店が汚い
  • 仕事に対して、雑で適当

など、実際にヘルプに行ってみて、「ここに来るのは一生ゴメンだ」と思ってしまった店舗はいくつかありました。

しかし、そのような職場に限って、人の入れ替わりが激しく、常に人手不足の為、ヘルプに呼び出されることが多かったですね。

ヘルプ先店舗から自宅までの距離が遠い

ヘルプとして呼ばれる店舗が自分の自宅から遠いパターンもよくあります。

普段は電車1本でいける距離が、ヘルプ先の店舗になると電車を乗り継いで行かなければならない場合もあります。

自宅から店舗までの距離が遠いと、ヘルプ先の店舗に行くのも億劫になりがちです。

ヘルプ先の店舗に行くための交通費が支給されない

ほとんどの場合、ヘルプ先の店舗に行くための交通費は支給されるものですが、私が過去に働いていたバイト先で1つだけ、ヘルプ先の店舗に行った際の交通費が支給されなかったバイト先がありました。

私自身、給料明細を確認した際に、交通費が入っていないことが発覚し、すぐに店長に確認したところ、

「ウチの会社の方針でヘルプは特別時給が適用される代わりに交通費の支給はないんだよね。」

と言われ、絶句したのを覚えています。

交通費の支給は義務ではないため、違法には当たりませんが、交通費が出ないのであれば、ヘルプに行くことで交通費分はタダ働きという形になってしまいます。

ほとんどの場合、交通費は支給されますが、ヘルプに行く際は必ず、ヘルプにいく分の交通費がしっかり給料に換算されるのかをチェックするようにしましょう。

バイトのヘルプに行きたくない時の断り方3選を紹介!

結論から言えば、バイトのヘルプは断っても問題はありません。

バイトのヘルプは基本的に業務的な強制力ないので、理由をしっかりと話せばヘルプ行かなくても問題はないと言えます。

労働規約上、ヘルプに行くことを強制するルールは存在しませんので、ヘルプに行くことを断るのは労働者の権利です。

しかし、ただ「行くのが嫌です」だけだと、その後他の仕事も任せてもらえなくなる可能性があります。

そうならない為にも、ヘルプに行きたくない時の断り方は重要です。

角が立たないヘルプの断り方は以下3つ。

  • 予定を言い訳にする。
  • 他の人にヘルプに行ってもらう。
  • 行きたくない理由を正直に言う。

詳しく解説していきます。

関連記事>バイトでヘルプばかり行かされるのは何故?その理由を紹介!

予定を言い訳にする

ヘルプに行きたくないのであれば、予定を言い訳にするのが1番手取り早いです。

例えばですが、

「すみません。本日バイト後に予定が入っており、勤務地が離れてしまうと予定に間に合わない可能性が出てきてしまいます。申し訳ございません。」

「バイト後に予定が入っており、定時で上がりたいと考えているため、ヘルプに行くと定時で上がれない可能性が出てきてしまいます。申し訳ございません。」

など、外すことの出来ない予定があることを伝え、申し訳なさそうに断るのがポイントです。

他の人にヘルプに行ってもらう

自分がヘルプに行きたくない場合、代わりに他の人に行ってもらうのも手です。

あなたがベテランであれば、後輩に頼んでみるのもいいでしょう。

私も過去に使ったことのある、断り方の例は

「ヘルプでしたら、経験者の僕よりも後輩の〇〇君に行ってもらった方が今後の経験になりそうですが、どうでしょうか?」

とあくまでも、後輩を気遣うように断ったところ、店長も後輩もOKを出してくれたことがあります。

ただし、他の人にお願いする際にヘルプに行くことを押し付けることだけ辞めましょう。

特に、断りづらい後輩対して直接

「お前が代わりにヘルプに行け!」

と押し付けてしまうとパワハラとなり、あなたの信用に傷がつきます。

他の人に頼む場合は押し付けたりせずに断られた場合は、素直に引きましょう。

行きたくない理由を正直に言う

ヘルプに行きたくないのであれば、ヘルプに行きたくない理由を正直に話してみるのも手です。

「勤務地が遠いから」

「人見知りで・・」

「ヘルプ先の人間関係が苦手で」

と話してみると、良い店長であれば、今後その辺りも考慮してくれるかも知れません。

それでもヘルプに行くように強要された場合は他の人に相談したり、今後は都合をつけて断るようにしましょう。

行きたくない理由を正直にいう場合は

「嫌です」

「無理です」

と角の立つ断り方ではなく、相手の意見を尊重した上で慎重に断ることが大事です。

バイトのヘルプに行くメリットは?

「両手を挙げて喜ぶ女性」の写真[モデル:SAKI]

先ほどまでは、バイトのヘルプに行きたくない時の断り方を紹介してきました。

バイトのヘルプは確かに

  • 場所によっては遠い
  • 知らない人達と仕事をしなければならない
  • 自分が働いている店舗とマニュアルが違う

などのデメリットが嫌で、断りたいという人が多かったと思います。

しかし、バイトのヘルプに行くことで得られるメリットもあります。

私も何回か、ヘルプに行ったことがありますが、

「ヘルプに行ってよかった!」

と。思えることもたくさんありました。

次はバイトのヘルプに行くことで、得られるメリットを紹介していきます。

他の店舗の仕事が分かる

ヘルプに行くことで得られるメリットの1つは、他店舗の仕事が分かるという点です。

同じ系列のお店でも場所が違えば、

  • 自店舗と他店舗の良い点・悪い点
  • 売れてる商品
  • 混雑の時間帯
  • お店全体のレベル

が分かります。

ヘルプに行くことで自分の働いている店舗では、得られない経験だったり、自分の働いている店舗の課題が見えてくることが多いです。

私も最初はヘルプに行くことに少し抵抗がありましたが、ヘルプに行ったことで自分の今の仕事レベルが分かったり、他店での経験を自分の働いている店舗で活かすキッカケになったり、成長の機会を得ることができます。

他店舗で働くことで、他店舗の良い部分を吸収し、自分の働いている店舗での働きに活かすことができる点はヘルプならではのメリットです。

気分転換になる

ヘルプに行くことで普段とは違う環境で働くことができます。

私も

「今、働いている店舗の環境がイマイチだな〜」

と感じた時に、他店のヘルプに行ったことで良い気分転換になってましたね。

別の店舗の場合、人間関係の派閥やその場で仕事を仕切る必要が無いため、違う空気を吸いたい時は非常におすすめです。

知り合いが増える

ヘルプに行くメリットとして掲げられるのが、知り合いが増えることです。

ヘルプに行った先の同年代の人と仲良くなったり、ヘルプ先の店長や社員さんと仲良くなったりすることで評価に繋がることもあります。

また、ヘルプに行くと、自分の働いている店舗の社員さんの意外な一面などが聞けるのはヘルプあるあるです。

違う店舗でも知り合いが増えることで、仕事以外の色々な話が聞けるなどとメリットがたくさんあります。

特別手当が付く場合も

バイト先によってはヘルプに行くことで、特別手当が付くケースもあります。

私が過去に働いた経験のあるバイトの多くはヘルプに行くことで、特別手当が付くところが多かったですね。

ヘルプに行く際は事前に特別手当が付くのかを調べておいて、付くようであれば積極的にヘルプに行くのも良いでしょう。

仕事が楽な場合もある

ヘルプで行く店舗は基本的に、自分の働いている店舗と勝手が違うことが多いです。

私も過去にヘルプに何度か行ったことがあるのですが、大事な仕事は基本的にその店舗の人達で行うことが多いので、ヘルプは基本言われたことをこなすのが主な仕事になります。

言われたことをこなせばよい上に重要な仕事は回ってこないので、場合によっては自分が働いている店舗よりも楽ができることも実は多いです。

楽をしつつも、ヘルプ先で感謝されるのも悪くありません。

他の店舗に移籍しやすくなる

ヘルプに行くことのメリットとしては、他の店舗に移籍しやすくなるということです。

実際にヘルプに行ったことがキッカケで、他の店舗に移動した人や移動してきた人を見てきました。

今働いている店舗の環境が嫌だったり、ヘルプ先の店舗の方が自宅から近いと感じたりした時に店舗を帰ることができるのは大きな利点です。

仕事内容は若干違うものの基本的なノウハウは一緒なので、1から仕事を覚える手間が少ないのも魅力です。

ヘルプ先で活躍することが多いと、ヘルプ先の店長から誘われるチャンスありますので、「今の店舗から抜け出したい」と考えている人は積極的にヘルプに行くのも悪くないでしょう。

まとめ

バイトのヘルプは基本的に強制力のある業務命令ではないので、ヘルプに行くのが嫌な場合は断ってしまっても、何ら問題はありません。

もしもバイトのヘルプに行きたくないないのであれば、今回紹介した内容を是非参考にしてみてください。

しかし、バイトのヘルプに行くことで得られるメリットもたくさんありますので、行きたくないバイトのヘルプでも、視点を変えてみることでヘルプに行くことに対しての、抵抗感が減るかと思います。

私も最初の頃はバイトのヘルプに行くことに対して抵抗はありましたが、何回か行くうちにヘルプに行っている方が楽しいと感じるようになりました。

しかし、こればかりは合う合わないがあるので仕方のないことです。

ヘルプに行きたくない時は角の立たない断り方をし、どうしても行かなければならない時は、少しでもプラスに考え方を変えてみるのも良いでしょう。

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