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夏から秋にかけて旬を迎える梨は、品種がたくさんある人気の果物です。
シャリシャリとした食感でと爽やかな甘さが梨の魅力になります。
そんな人気の梨ですが、残暑が残る頃には「傷みやすく、長期保存が利かない果物」です。
賞味期限は何日くらいでしょうか?梨は冷蔵庫や常温で保存すると賞味期限は変わるのでしょうか?
- 梨が腐ると見た目で分かるか
- 梨を長期間保存するための保存方法は?
梨の賞味期限について腐ったときの見た目や保存方法とあわせてご紹介します。
梨の賞味期限は冷蔵庫や常温でいつまで?
梨は、7月〜12月くらいまで品種によって出回る時期が異なり、最盛期は8月〜10月です。
有名な品種としては、
- 幸水(こうすい)は7月
- 豊水(ほうすい)や20世紀は9月
- 新高(にいたか) は10月
に出回ります。
そして梨の賞味期限は品種によって異なり、幸水・豊水は賞味期限が短く20世紀や新高は賞味期限が長めです。
梨を常温で保存したときの賞味期限
梨を常温で保存したときの賞味期限は、品種によって差はありますが3日~3週間です。
梨を常温で保存するときには、梨を新聞紙で包んで風通しのよい冷暗所で保存するようにします。
- 幸水・豊水(日持ちしない品種) ⇒3日~10日
- 20世紀・新高(日持ちする品種)⇒5日~3週間
- 皮をむいてカットした梨 ⇒当日中
梨は常温保存も出来ますが、購入後すぐに家に帰ってきたら冷蔵庫に保存することをおすすめします。
常温保存をおすすめしない理由は、梨を常温で放置していても追熟して甘くなるなどということがないからです。
梨を常温で保存しても冷蔵で保存しても味が変わることなく保存期限が延びるので、梨を美味しく食べられる期間が延びる冷蔵保存が適しています。
梨を冷蔵庫で保存したときの賞味期限
梨を冷蔵庫で保管したときの保存期間は7日~1ヶ月です。
梨を冷蔵庫で保管するときは、梨をビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。
- 幸水・豊水(日持ちしない品種) ⇒7日~14日
- 20世紀・新高(日持ちする品種)⇒21日~1ヶ月
- 皮をむいてカットした梨 ⇒3日~ 4日
日持ちする品種の梨を正しい方法で冷蔵保存すると、3週間~3ヶ月以上は保存できます。
しかし、自宅で保存するのであれば1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
梨を冷凍庫で保存したときの賞味期限
梨は冷凍保存が出来ます。大量の梨があって食べきれないようなときは冷凍保存しましょう。
梨を冷凍保存したときの賞味期限は1ヶ月以上と長めです。
梨を冷凍保存する場合には、梨を皮をむいてカットし、重ならないようにラップで包み、更にジッパー付きの密封袋に入れ空気を抜いて保存するようにしましょう。
食べるときには、半解凍でシャーベット状で食べます。
完全に解凍してしまうと食感が変わり美味しくないので注意が必要です。
梨は腐ると見た目はどうなる?
保存期限の経過や、保存方法が悪くて腐ってしまった梨の見た目はどのように変化するのでしょうか?
梨が腐った見た目の変化についてご紹介します。
梨の果肉が柔らかい
梨は腐ると果肉が柔らかくなります。
- 梨の果肉が柔らかい
- 梨から汁が出ている
- 梨の果肉がドロドロになっている
などの状態の梨はかなり傷んでいます。
上記の状態だともう食べることはできませんので、すぐに処分しましょう。
梨の果肉が少し柔らかく、透明になっているときがあります。
この状態の梨は「うるみ」といい、完全に熟しているので腐る手前の美味しい状態です。
腐る前に早めに食べましょう。
梨の果肉が変色している
梨が古くなると、果肉が変色します。
梨の白い果肉が茶色や黒色に変色しているのは腐りかけているのです。
梨の果肉の部分が部分的に変色することから始まり、全体的に変色していきます。
匂いや味の変化とあわせて、腐っているか判断しましょう。
梨の味・匂いの変化
梨の見た目に変化がなくても食べてみたら違和感を感じるときは気をつけましょう。 特に
- 変に酸っぱい
- 舌に刺激を感じる
などを感じたときの梨は腐っていますので、飲み込まずに吐き出しましょう。
梨にカビが生えている
梨が傷んでくるとカビが生えることがあります。
カビが生えている梨は食べられませんので、すぐに処分しましょう。
梨の表面にシワがよっている
梨の皮がシワシワになっているときは、梨の果肉から水分が抜けて干からびた状態になっています。
腐っているわけではありませんが美味しくありませんので食べない方がいいですよ。
梨を保存する際の注意点
常温保存の場合
梨は2~3日以内といった短期間で食べる場合には、常温でも保存できます。
ただ、梨は追熟せず、水分が抜けていき、どんどん乾燥していくので、あまり常温保存には向いていません。
他の果物のように常温に置いておけば、追熟するというわけではありません。
基本的に梨の常温保存は避けた方が、長持ちします。
すぐに食べるために梨を丸ごと常温保存する場合は、高温多湿を避けて、冷暗所で保存するのが必須です。
特に夏場はあっという間に腐ってしまいます。
また、梨を箱ごと買ってきたり、もらったりした時には、そのまま常温保存するのは傷みやすいので、NGです。
さらに、カットした梨を常温保存するのは絶対にやめましょう。カットした梨は、時間が経つと茶色に変色し、水分も失われます。
しかも、傷みやすいので、安全や衛生上も問題があります。
冷蔵保存の場合
梨は常温保存するよりは、冷蔵庫で保存した方が、腐りにくく、比較的長く美味しさをキープできます。
冷蔵庫に丸ごと入れる時に、むき出しのままにすると、冷気が直接当たり、乾燥して水分が失われてしまいます。
さらに、梨は寒すぎるのが苦手なので、冷蔵庫より温度がやや高い野菜室に入れるのがポイントです。
必ず新聞紙に1玉ずつ包んでビニール袋に入れてから、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
カットした梨を冷蔵庫で保存する場合は、酸化による変色に注意する必要があります。
そのままお皿に乗せて冷蔵庫に入れるのではなく、砂糖水や塩水、レモン水に浸してから空気が入らないようにラップに包んで、ビニール袋や密閉容器に入れましょう。
ただ、カットした梨は冷蔵庫で保存しても傷むのが早いので、できれば当日中に食べ切りましょう。
冷凍保存の場合
梨は冷凍すると、1ヶ月程度保存できます。ただ、梨は冷凍によってシャリシャリして、瑞々しい特有の食感は失われてしまい、梨本来の食感には戻りません。
完全に溶けると、ぐにゃぐにゃとして風味が悪くなります。
半解凍くらいで食べると、梨のシャーベットのような感覚です。
梨を冷凍する時には、洗ってカットしてからになりますが、水分が残っていると、冷凍でも傷みやすくなります。
冷凍する場合は、カットして水分をしっかり拭き取ってください。
また、冷凍保存であっても、変色してしまうので、カットしてそのまま冷凍するのはおすすめできません。
砂糖水や塩水、レモン水に浸してから水分を拭いて、冷凍庫に入れましょう。
梨を長持ちさせる保存方法は?
梨を常温保存する場合
梨を常温保存するのは、基本的にNGです。でも、すぐに食べてしまうのであれば、常温で保存することができます。
ただし、正しい保存方法でないと、室温や保存場所の環境によっては、あっという間に傷んでしまいます。
梨は洗わずに新聞紙やペーパータオル、キッチンペーパーなどに1個ずつ包んで、さらにビニール袋やジッパー付きの保存袋に入れます。
そして、直射日光が当たらず、風通しの良い冷暗所におきます。
冷暗所に置く際には、ヘタが下になるようにひっくり返します。
梨はヘタから酸素を取り込むため、ひっくり返すことで、鮮度をキープできます。
梨を冷凍保存する場合
梨の冷凍保存は、カットしないままでもできますが、カットしてからの方が食べやすいです。
必要な分だけ食べて、残りは冷凍しておけるので、便利です。
- 梨を洗って皮をむき、食べやすい大きさにカットする。
- カットした梨を砂糖水や塩水、レモン水などに浸し、ザルに上げる。あまり放置し過ぎると酸化してしまうので、素早く作業する。
- 梨の水分を拭き取り、ラップに1つずつ包む。空気が入らないようにしっかり包む。
- ビニール袋やジッパー付きの保存袋にまとめて入れて、冷凍保存する。
梨は冷凍すると、約1ヶ月保存できるので、すぐに食べきれない場合は、冷凍するのが一番です。
梨を長持ちさせる保存方法は?
美味しい梨が腐ったら、もったいないので梨を長持ちさせるための保存方法をご紹介します。
梨を常温で保存する場合
常温で梨を保存する保存方法は、
- 梨を1個ずつ新聞紙で包みラップを軽く(ビニール袋でも可)かける。
- 風通しのよい冷暗所で保存する。
外気の温度にも関係しますが、賞味期限は2日~3日ほどなので出来るだけ涼しい温度に低い直射日光の当たらない場所で保管したください。
梨を冷蔵庫で保存する場合
冷蔵庫で梨を保管する方法は、
- 梨を1個ずつ新聞紙かラップで包みジッパー付きの密封袋に入れる。
- ヘタを下にして野菜室で保管する。
梨はヘタの部分から水分が抜けてくのでヘタの部分を下に向けて保存します。
梨はお尻の部分が甘味が強く逆さまに保存することで梨の果肉全体に甘味が行き渡り美味しくなるといわれています。
賞味期限が近い梨を有効活用したレシピを紹介!
梨の賞味期限が迫っている時には、できるだけ早く調理してしまうのがポイントです。
梨はスイーツはもちろん、ご飯のおかずにも大活躍するので、たくさん梨が余っていても、意外と一気に消費できます!
ここでは、賞味期限が近くなった梨を有効活用したレシピを3つご紹介します。
ハムの梨ソース
材料(2人分)
- ハム…6枚
- 梨…2個
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩…少々
- 粒コショウ…少々
作り方
- 梨は皮をむいて、8等分のくし切りにする。完熟していて、包丁で切ると崩れてしまいそうな場合は、大きめのざく切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れて点火する。フライパンが温まったらハムが重ならないように入れる。
- ハムをひっくり返しながら両面焼いたら、梨を入れる。くし切りでも、ザク切りでも同じように入れる。
- 梨にサッと火が通ったら、塩、コショウを全体に振りかける。
- 梨にやや焦げ目がついてきたり、梨の形が崩れてきて、ハムと馴染んできたら火を止めて、皿に盛り付けて完成。
完熟少し前で、梨の形が残っている場合は、ほどほどに焼いてハムで巻いて食べても美味しいです。
梨が完熟していて、炒める前にすでに形が崩れ始めているなら、ハムのソースになるまで煮詰めるのがおすすめです。
梨と季節野菜のサラダ
材料(2人分)
梨…2個
ミニトマト…8個
レタス…2枚
キュウリ…1本
パプリカ…1/2個
ピーマン…1個
お好みのチーズ…適量
オリーブオイル…大さじ3
塩…少々
粒コショウ…少々
作り方
- 梨は皮をむいて、一口サイズのざく切りにする。
- ミニトマトは洗って半分に切り、レタスは洗って食べやすい大きさにちぎる。キュウリは薄切り、パプリカは縦の薄切り、ピーマンは薄めの輪切りにする。
- 皿に梨、野菜、チーズを盛り付ける。具材を全て混ぜ合わせた状態で盛り付けるのが良い。
- オリーブオイルと塩、コショウを混ぜ合わせて、ドレッシングを作る。
- 盛り付けたサラダにドレッシングをかけて完成。
チーズはキャンディチーズや、スライスチーズ、スモークチーズなどお好みのものを選んでみて下さい。
今回のドレッシングは、オリーブオイルに塩、コショウだけのシンプルなものをご紹介しました。
他にも、オリーブオイルにりんご酢を入れてみたり、ごまドレッシングを作ってみたり、色んなドレッシングを試してみるのも面白いですよ。
梨に合わせる野菜も、季節ごとに選んでみると全く違う雰囲気のサラダになって楽しめます!
梨のコンポート
材料(2人分)
- 梨…4個
- 砂糖…大さじ3
- 白ワイン…適量
- レモン汁…適量
- 水…800ml
作り方
- 梨は皮をむいて、大きめにカットする。くし切りなら4等分程度でも良い。
- 鍋に梨を入れて、水と砂糖を加えて点火する。
- 沸騰してきて、水が半分程度になってきたら白ワインとレモン汁を加えて、さらに煮詰める。
- 形が崩れないように弱火でコトコト煮て、水分がほとんどなくなったら、完成。
梨のコンポートは、賞味期限が近づいた梨を大量に一気に消費するのにおすすめの調理方法です。
梨はコンポートにしておくと、スイーツやご飯のおかずに、ちょこちょこ使えるのでかなり便利ですよ!
コンポートは比較的長く保存もできるので、ぜひ作ってみて下さい。
まとめ
梨の賞味期限は品種によって異なります。
保存する際はしっかりと品種を理解し、適切な保存をすることで、梨は長持ちさせることができます。
また、梨が腐ってしまった際は必ず、今回紹介したサインがありますので、少しでもおかしいと感じたら、廃棄することをおすすめします。
梨は人からいただくことも多い果物ですが、なるべく早めに召し上がるのがおすすめです。