煮物を保存する時の煮汁はどうする?冷蔵庫で日持ちはどのくらい?

に味が染み込んだ煮物ってとっても美味しいですよね。

ついつい大きなお鍋にたくさん作ってあまってしまうこともよくあります。

余った煮物って、どのくらい持つの?

冷蔵庫で保存したら、どのくらい持つの?

煮物を保存するときに「煮汁ってどうしたらいいの?」

煮物を保存するときの疑問について調べましたのでご紹介します。

煮物を保存する時に煮汁はどうする?

 

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煮物って、たくさんの具材を大量の煮汁で煮ると煮汁が具材に染みこんで美味しくなります。

そんな、煮汁のある煮物があまったときって煮汁はどうしていますか?

煮汁がある煮物と、煮汁がない煮物では保存に違いがあるのでしょうか?

煮物の保存方法

煮物は必ず冷蔵庫で保存しましょう。

煮物を常温に放置していると、菌が繁殖して腐ることがあります。

春夏の暖かい時期はとても危険です。

秋冬でも最近の住宅は気密性が高いので室温も高くなり、エアコンなどのとても快適に過ごせるということは、菌も快適に繁殖します。

常温に放置していると菌が繁殖し食中毒を引き起こすことがあるので、煮物を冷やして冷蔵庫で保管するようにします。

煮物を冷蔵庫で保存するときは必ず冷やしてから密閉容器やジッパー付きの密封袋に入れ直し冷蔵庫で保存します。

煮物を多く作って保存したいときには、煮汁をしっかり飛ばして水分が少ない状態だと、そのまま 密閉容器に移して冷蔵庫保存で保管すると保存期限2日~3日です。

煮汁がない状態で冷蔵庫で保管すると2日~3日が限界となりますが、煮汁を多めに作り煮汁と一緒に保存すると保存できる期間が伸びます。

昔は普通に行っていたことですが、保存した煮物に毎日1回、火を通し熱を入れる方法です。

煮物に毎日1回日を入を通し熱を入れると、約1週間程長持ちします。

この場合は、煮汁を多めに作って保存しないと、煮詰まりすぎて焦げるので注意が必要です。

しかし、毎日火を通すときに鍋に移し、しっかり中まで熱を入れる手間と、熱を入れた後に残った 煮物を冷やし冷蔵庫へ入れる手間を考えると、少々面倒くさいと思います。

加えて、毎日火を通していると煮物自体が型崩れしたり、煮詰まって塩辛くなったりする事もあるので出来るだけ早めに食べた方がいいでしょう。

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煮汁の日持ち・煮物の煮汁を冷蔵庫で保存する方法

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煮汁も常温で保存することは危険なので、完全に冷まし密閉容器ジッパー付きの密封袋に入れて保存します。

冷蔵庫に保存した煮汁は、煮物と同じ2日~3日です。

煮汁を冷蔵庫で保存するときには、煮物のかすを全て取り除くようにします。

煮物のかすが残っていると日持ちもしませんし、次に使うときに雑味として邪魔するので、まろやかな煮汁として保存するために残ったかすを取りのぞいてください。

加えて、少し煮詰めて保存するようにします。

煮詰めることで水っぽさがなくなり濃厚な煮汁となるのです。

魚介類や肉類を煮た煮汁を冷蔵庫に入れておくと煮汁が固まっていることがあります。

これは「煮こごり」といって魚介類や肉類のゼラチンが含まれた濃厚な旨味がある出汁なので保存しておきましょう。

煮物があまるかどうか分からないときには煮汁を多めに作っておいて、別容器に保存する方法があります。

煮物を作った次の日にまだ余るようなら煮汁に浸し保存すると、翌日には鍋に移し火を通すことが出来るようになるのです。

そのほかにも、煮物を煮た後の煮汁が残ったときなども煮汁を保存することが出来ます。

煮魚豚角煮筑前煮など、魚介類肉類根菜類を煮た後の煮汁にはたくさんの出汁が出ています。

煮物の具が食べてしまってなくなっても煮汁を保存して別の料理に使うことが出来るのです。

煮物の煮汁は冷凍保存は大丈夫?

煮汁を保存したいけど「2日以内には使わないとき」には、冷凍庫で保存できます。

煮汁を冷凍庫で保存すると1ヶ月~3ヶ月ほど保存できます。

しかし、冷凍が長ければ劣化は進むので、出来るだけ早く使うようにします。

煮汁を冷凍するときは、冷蔵するときと同じく煮物のかすを取りのぞき、少し煮詰めて冷やした後に密閉容器かジッパー付きの密封袋に入れ保存します。

冷凍保存するときには、製氷機などに入れて凍らして密閉容器やジッパー付きの密封袋にキューブ状で保存すると使用するときに楽です。

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煮汁の再利用方法

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冷蔵庫や冷凍庫で保存した煮汁はどのように使うことが出来るのでしょうか?

次は煮汁の再利用方法を、ご紹介します。

冷蔵庫で保存した煮汁と冷凍庫で保存した煮汁の利用方法は同じです。

煮物

具材を煮付けて、味付けをする前に保存している煮汁を加え味を整えます。

煮汁が煮詰まっていて、塩辛いようなら酒を振るか、水でのばしましょう。

以前の煮物のこくが加わり濃厚で深みのある煮物が出来ます。

スープ・お吸い物

スープの素やだしの素は少なめに入れて、保存している煮汁と一緒にスープを作ります。

即席だしでは出せない旨味が加わり美味しくなります。

炒めもの

炒め物の最後に少量加えます。

入れ過ぎると水分でビチャビチャに水っぽくなるので、味を見ながら加えてください。

炊き込みご飯

炊飯器に米と煮汁を入れ、水を少なめに入れて味をみます。

足りないようならしょうゆや酒などを足し味を整え水を通常の量にし具を加え炊飯する。

香りたつ旨味が際立つご飯が炊けますよ。

ドレッシング

普通に市販されているドレッシングに少量の煮汁を足して野菜にかけると美味しいですよ。

入れすぎるとくどくなるので味をみながら調整してください。 色々なドレッシングに加えて試してみてください。

どの料理も、煮汁を入れすぎると塩辛くなります。

少しずつ加えて味を調整しながらお試しください。

まとめ!

煮物の煮汁の保存方法について紹介してきましたが、参考になりましたか?

煮物を保存する時に

「残った煮汁はどうするの?」

と悩みがちですが、今回の内容を参考にしていただければと思います。

今回の内容をもう一度簡単におさらいしますと

  • 煮物は保存する際に必ず冷蔵庫に入れること
  • 煮物は煮汁がない状態で保存すると2〜3日が限度
  • 煮物は煮汁があれば、保存できる期間が伸びる
  • 煮汁は冷凍庫で保存すれば1ヶ月〜3ヶ月保存できる

煮物の煮汁には、煮物の出汁と栄養が染み出しています。

有名店などでも出汁をつぎ足しなが ら伝統として使用している店もある煮汁です。

捨てるなんて勿体ないので、冷蔵庫や冷凍庫で保存して、再利用してくださいね。

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