冷凍エビの賞味期限切れ・保存期間はいつまで?何ヶ月持つのかを紹介!

「冷凍エビは日持ちするからと冷凍庫に入れて、そのまま放置していた!」

なんて経験があると思います。冷凍エビは買ってきた時から冷凍されていて、ついつい安心してしまうのですよね。

でも、冷凍エビも無期限にいつまでも食べられるわけではありません。冷凍であっても、美味しく食べられる時期には限度があるのです。

冷凍エビの

  • 賞味期限・保存期間
  • おすすめの保存方法
  • 量が多くて余ってしまいがちな冷凍エビを使ったレシピ

をご紹介します。冷凍エビの賞味期限や保存方法を覚えておくと、美味しいまま食べることができますよ。

冷凍エビの賞味期限・保存期間はいつまで?

冷凍エビを開封せずに冷凍保存した場合の賞味期限は、一般的に1ヶ月から3ヶ月程度です。また、冷凍エビの保存期間最長で6ヶ月から1年程度です。

賞味期限が表示されている場合、期限を過ぎたらすぐに食べられなくなるわけではありません。適切に保存している前提で、保存期間を考えると、期限から1ヶ月~3ヶ月程度の経過であればまだ食べられる可能性はあります。

ただし、一度開封した場合は、賞味期限にかかわらずできるだけ早く食べきるようにしましょう。

開封して空気に触れれば、傷みやすくなるので、目安は解凍から最大でも3日間です。ちなみに、自分で生のエビを買ってきて冷凍した場合の保存期間はさらに短くなり、約3週間程度になります。

下処理やゆでてから冷凍、殻付きのまま冷凍など、どのような状態で冷凍保存したかによって、保存期間はさらに短くなる場合もあります。

冷凍エビでも1年が限界で、冷凍庫に入れておけばいつまでも食べられるというわけではありません。冷凍エビの賞味期限・保存期間は、あくまでも目安です。

冷凍庫の開け閉めで温度変化が頻繁に起きている場合など、保存環境が悪くなると傷んでしまう可能性も十分にあるのです。色や臭い、見た目に違和感がある時には、期限内であっても食べないようにした方が良いかもしれません。

ちなみに、長期間冷凍保存したエビは冷凍焼けしてしまい、食べられないわけではありませんが、風味はかなり落ちていますよ。

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食べてはいけない冷凍エビのサイン

冷凍エビは、生のエビよりも賞味期限は長いですが、冷凍エビでも腐ってしまう場合があります。腐ってしまった冷凍エビには、臭いや見た目、触感に特徴が現れます。食べてはいけない冷凍エビのサインを見ていきましょう。

異臭がする

異臭がする冷凍エビは、食べてはいけません。新鮮なエビには、不快に感じるような臭いは全くありません。ですが鮮度が落ちるにつれて、エビは生臭くなっていきます。

鮮度が悪くなったエビは、加熱処理をしても生臭さが残ってしまい、食べる時も臭いが気になり、あまり美味しいとは感じられなくなります。冷凍エビも、冷凍保存しているからといって鮮度が落ちないわけではなく、時間が経つにつれて生臭くなる場合があります。

さらに、傷みが進むと、刺激臭や腐敗臭、酸っぱい臭いなどが出てくるようになります。異臭がする冷凍エビは、食べずに捨てるのが安心です。

見た目が黒ずんでいる

見た目が黒ずんでいる冷凍エビは、傷み始めたサインです。エビは一般的に頭から腐り始めます。新鮮なエビは、全体が薄いピンク色や鮮やかな赤色をしていますが、鮮度が落ちるにつれて頭の部分が灰色や緑色に変化していきます。

そして、さらに鮮度が悪くなると、頭が真っ黒に変わります。真っ黒になる頃には、尻尾や、胴体と腹の境目の辺りも黒っぽくなるのです。冷凍エビを出してみて、見た目が黒ずんでいるようなら、かなり傷んできている証拠です。

黒っぽさの程度にもよりますが、あまりにも傷みが進んでいる場合は、腐っている可能性も高いので、食べない方が良いでしょう。

滑りや粘りがある

滑りや粘りがある冷凍エビは、傷みが進んでいるサインです。新鮮なエビには、滑りや粘りはほとんどなく、鮮度が落ちるにつれて全体的に滑りや粘りを感じるようになります。

ただし、滑りや粘りが出てきた冷凍エビが、必ずしも腐って食べられないとは限りません。滑りや粘りは、傷み始めたサインではありますが、完全に食べられないかどうかは、他の腐った時に現れるサインと合わせて判断しましょう。

そもそも、滑りや粘りは雑菌です。その滑りや粘りは、流水で冷凍エビをしっかりとこすりながら洗ってみると、取れる場合もあります。

洗っても強い不快な臭いがしたり、そもそも冷凍エビが糸を引くほどの状態になっていたりするようなら、食べずに捨てるのが安心です。エビが潰れていたり、溶けてしまっている場合も、注意しましょう。

パッケージの膨張や破損

パッケージの膨張や破損がある冷凍エビは、食べるのを控えた方が良い可能性が高いです。

冷凍エビに限らず、冷凍食品全般に当てはまりますが、冷凍食品を保存している間に温度が変化することによって、冷凍食品の袋が膨張する場合があります。冷凍庫を頻繁に開け閉めしたり、暑い中買い物をして家まで持ち帰って冷凍庫で保存したりすると、膨張しやすい状態になります。

でも、袋の中の気体が増えただけで、食品の品質自体には問題ありません。ただし、冷凍食品が腐ってガスが発生したために袋が膨張していることも、まれに起きています。また、袋の破損についても、袋が膨張し過ぎて破れてしまった可能性があります。

袋が破損すると、冷凍エビが空気に触れていると考えられ、中身が傷んでしまう場合も出てきます。袋の膨張が温度変化によるものなのか、腐敗によるものなのかは、冷凍エビの臭いと色に異常がないかどうかも合わせて確認してくださいね。

冷凍エビのおすすめの保存方法を紹介!

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冷凍庫でエビを保存する際には、ただ冷凍庫に突っ込めば良いというわけではありません。次のような一工夫をすると、冷凍してもエビの美味しさを保つことができますよ。

真空パックに移し換える

エビは冷凍期間が長くなればなるほど風味が悪くなり、色が抜けて見た目も悪くなります。

冷凍焼けを少しでも防ぐためには、冷凍エビを真空状態にしてから、冷凍するのがおすすめです。

冷凍エビを空気と触れないようにするのがポイントです。買ってきた冷凍エビを真空パックの袋や容器に移して冷凍しましょう。

冷凍庫の温度を一定に保つ

冷凍庫でエビを保存する場合は、冷凍庫内の温度をなるべく一定に保つようにしましょう。

冷凍エビに限ったことではありませんが、冷凍庫内の温度が変わってしまうと溶けて凍って、溶けて凍ってを繰り返すことになり、エビの鮮度も落ちて傷みやすくなるのです。冷凍庫の温度を変わらないようにするためには、

  • 冷凍庫を開けっぱなしにしない
  • 一度冷凍庫にエビを入れたら、冷凍庫の設定温度を変えない

の2つが簡単にできるポイントです。解凍したエビはできるだけ早く食べきるのがベストですが、どうしても残ってしまう場合もありますよね。そんな時は、正しく保存できれば残りは再び冷凍保存しても大丈夫です。

【再冷凍の仕方】

  1. 冷凍エビは自然解凍ではなく、流水で解凍する。あらかじめ解凍したエビを食べる分と残す分とに分ける。
  2. 残す分はチャック付きの袋に入れる。この時、エビと一緒に水を入れておく。
  3. ②を冷凍庫に入れる。

エビと水を一緒に入れておくと、エビの乾燥を防ぎ、風味を失わずに冷凍保存できますよ。

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余った冷凍エビを使ったおすすめのサンプルレシピを紹介!

ついつい保存が効くからと大量買いしてしまった冷凍エビ。冷蔵庫に余らせてしまった冷凍エビを無理なく、有効活用できるレシピを紹介します。冷蔵庫の中にある冷凍エビを消化したい人におすすめです。

冷凍エビのチーズ焼き

材料(2人分)

  • 冷凍エビ…1袋
  • じゃがいも…2個
  • パプリカ…1/2個
  • ブロッコリー…1/4個
  • パスタ用ミートソース…1袋
  • シュレッドチーズ…適量
  • オリーブ油…適量
  • 塩…少々
  • コショウ…少々
  • 乾燥パセリ…適量 

作り方

  1. じゃがいもは皮を剝き、厚めの輪切りにして水にさらす。
  2. じゃがいもの水を切り、耐熱皿に重ならないように並べる。オリーブ油、塩、コショウをふりかけてからラップをして、500Wで3分加熱する。
  3. 冷凍エビは凍ったまま洗っておく。パプリカとブロッコリーは洗って、食べやすい大きさにカットする。
  4. じゃがいもを電子レンジから取り出し、ラップを外して粗熱を取る。粗熱が取れたら、ミートソースを袋から開けて、じゃがいも全体に乗せる。
  5. じゃがいもの上に冷凍エビ、パプリカ、ブロッコリーを並べて、シュレッドチーズ、乾燥パセリを乗せる。
  6. 180℃のオーブンで10分加熱する。10分後、チーズに焼き目がついていなければ、さらに5分ずつ加熱する。チーズに焼き目がついて、エビやパプリカ、ブロッコリーに火が通ったら完成。

ここでは、ミートソースのパスタソースを使いましたが、ジェノベーゼやカルボナーラなどを使っても美味しくできます。エビと一緒に乗せる野菜も、季節に合わせてお好みのものを選んでみてください。

冷凍エビのアヒージョ

材料(2人分)

  • 冷凍エビ…1袋
  • ホタテ貝柱…4個
  • にんにく…3かけ
  • 鷹の爪…1本
  • ブロッコリー…1/4個
  • ミニトマト…8個
  • ズッキーニ…1/2本
  • バジル…適量
  • オリーブ油…適量
  • 塩…少々
  • コショウ…少々

作り方

  1. スキレットまたはフライパンに多めのオリーブ油、にんにく、鷹の爪を入れる。
  2. 冷凍エビ、ホタテ貝柱は洗って水気を切る。ブロッコリー、ズッキーニは洗って食べやすい大きさに切り、ミニトマトは洗って丸のまま水気を切っておく。バジルも洗って、水気を切る。
  3. スキレットまたはフライパンに火をつけ、オリーブ油が温まらないうちに、②で準備した具材を全て入れる。
  4. オリーブ油が温まり、ふつふつとしてきたら、中火~弱火にして、具材にじっくり火を通す。
  5. 全体に火が通ったら、バジルを入れて火を止めて、完成。

アヒージョに入れる具材は、季節によって変えてみてくださいね。冷凍エビはどんな具材とも相性が良いですよ!

冷凍エビ入りカレー

材料(2人分)

  • 冷凍エビ…1袋
  • じゃがいも…2個
  • にんじん…1本
  • たまねぎ…1個
  • トマト…1個
  • にんにく…1かけ
  • しょうが…1かけ
  • 塩…少々
  • コショウ…少々
  • 市販のカレールー…4皿分
  • サラダ油…適量

作り方

  1. じゃがいも、にんじん、たまねぎは皮を剝いて、やや大きめの食べやすいサイズに切る。トマトも大きめにざく切りにする。
  2. 冷凍エビは流水で洗い、水気を切っておく。
  3. にんにくとしょうがをみじん切りにして、サラダ油と一緒に鍋に入れる。
  4. 鍋に火をつけて、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、冷凍エビを入れる。塩、コショウをふりかけて、しんなりするまで炒める。
  5. 具材がしんなりしたら、具材が被る程度の水を加え、中火で煮込む。
  6. 具材が柔らかくなってきたら、トマトとカレールーを入れて、弱火でさらに煮込む。
  7. カレールーが溶けたら、完成。

肉を入れる代わりに、冷凍エビを加えることで、シーフードカレーが簡単に作れます。シーフードは、冷凍エビだけでなく、イカやホタテ、タコなどを加えても美味しくできますよ。

まとめ!

  • 冷凍エビの賞味期限は1ヶ月から3ヶ月
  • 保存期間は6ヶ月から1年程度

とそこまで長くないことが分かりました。

冷凍エビを保存する際には、ただ冷凍庫に入れておけば良いわけではありません。エビの風味を保つためのちょっとした工夫もぜひ試してみてくださいね。

賞味期限や保存期間はあくまでも目安です。期限内だからと冷凍庫に入れっぱなしにしておかずに、早めに食べてしまうのが一番ですね。

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