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プリンは牛乳・卵・砂糖があれば作れるお菓子です。
初心者でも簡単にできるので作ったことがある人も多いと思います。
しかし、口触りのよい美味しいプリンを作ることは難しく失敗した人も多いのではないでしょうか?
プリンを手作りしたら「水っぽくておいしくない」「分離してモソモソした」という経験をした人に、
- プリンが水っぽくなる原因
- 分離しないための対処法
- プリンの失敗しにくいサンプルレシピ
をご紹介します。
プリンが水っぽい原因は?
火を止め忘れて煮込み続けたら、水っぽいぐちゃぐちゃのチョコプリンになってしまった…#深夜のおやつドール一本勝負 pic.twitter.com/Cg2x7QkRCX
— 春雪 (@bukiyoubukiyou) October 28, 2020
プリンは作り方により、大きく2つに分けられます。
- 卵の固まる力を利用した「焼きプリン」や「蒸しプリン」
- ゼラチンや寒天を使って固めた「凝固剤を使ったプリン」
です。
それぞれのプリンについて、プリンが水っぽい原因をご紹介します。
卵の固まる力を利用したプリンが水っぽい原因
さつまいもプリンつくりました。食感ザラザラ、水っぽい、過去最低のプリンができました。ねえ、どうする??どうしたらいいの???(;´༎ຶД༎ຶ`) pic.twitter.com/IxF2Cz1peE
— ぱんた (@XpnD_OpnT) June 7, 2020
卵の固まる力を利用したプリンとは、卵と牛乳をあわせたプリン液を焼いたり蒸したり加熱することで、卵に含まれるたんぱく質が熱変性を起こし固まる性質を利用するプリンのことです。
プリン液に熱を加えたのにプリンが水っぽい時の原因は
- 材料
- 作り方
- 温度
に分かれます。
材料
プリンに限らず、お菓子作りは材料の計量が大切です。
材料をきちんと計っても、分量が変わってくるのが卵です。
卵はレシピで1個や2個と記載されます。
Sサイズの卵とLサイズの卵では容量がかなり異なり、卵が主の材料であるプリンではレシピに違いが出てプリンが固まらないことがあるのです。
プリンを作るときの卵は、Mサイズを使うようにすれば水っぽくなることを防ぐことができます。
最近人気のプリンは、トロトロの柔らかいプリンです。
トロトロの柔らかいプリンは、牛乳がたくさん使用され固まりにくいことがあります。
もし、レシピ通りに作ってもプリンが固まらないときには、牛乳の量を減らして作ってみると、プリンが水っぽくなることを防げるのです。
作り方
プリンは固まったんだけど気泡が入ってなんか水っぽい時は、プリン液を作る時にかき混ぜすぎてしまった可能性があります。
プリン液を作るのに、卵と牛乳を混ぜあわせるときは静かにかき混ぜましょう。
もし、静かにかき混ぜても空気が残る場合には、プリン液ができたら机にトントンと軽く叩きつけると空気が抜けてきれいに焼けます。
温度
プリンは牛乳と卵と砂糖を混ぜてプリン液を作り、プリン液を焼いたり蒸したりすることで卵のたんぱく質が凝固し固まる性質を利用し固めています。
その、卵のたんぱく質が固まる温度が80°Cです。
しっかり80°Cでプリン液を加熱するとしっかりと固まったプリンを作ることができます。
しかし、プリン液は加熱しすぎると卵のたんぱく質が固まりすぎて水分が絞り出されて、水っぽいプリンになってしまうので注意が必要です。
卵の固まる力を使ったプリンにとって、温度はとても重要なポイントになります。
ゼラチンを使ったプリンが水っぽい原因
Huge chocolate pudding made by bb,,, どうやらダイエットは週明けからになりそう。水っぽいからゼラチン足りないわね、ちゃんとクックパッド見たのかしら… pic.twitter.com/MJvkge4oWj
— Amanda JP (@fabulous_sushi) June 7, 2013
ゼラチンや寒天を使って固めたプリンが水っぽい時の原因は何があるのでしょうか?
ゼラチンを使ったプリンが水っぽい時の原因は
- 冷やす時間
- 溶けていない
- 沸騰した
- 固まりにくい食品
です。
「冷やす時間」は、プリン液にゼラチンを加えて冷やし固めるときの時間が足りないと固まりにくく水っぽいプリンになります。
最低2時間〜3時間は冷蔵庫で冷やしましょう。
「溶けていない」は、プリン液にゼラチンが溶け込んでいないため冷やしても固まらずにミスっぽくなっていることです。再度、加熱しゼラチンを溶かして固めましょう。
「沸騰した」は、プリン液にゼラチンを溶かすときに沸騰させてしまったことです。ゼラチンを沸騰さ せてしまうと固まらず水っぽいプリンになります。
「固まりにくい食品」とは、パイナップルやキウイをゼラチンの入ったプリン液に加えるとゼラチンが固まりにくく水っぽいプリンができます。
柑橘類や酸味の強い果物もゼラチンが固まりにくくなるので注意が必要です。
プリンが水っぽくなったり、分離しない対処法は?
昨日作った
『黒糖プリン🍮』カラメルも黒糖
3回も濾したのに、3枚目のように分離してしまった…黒糖溶けきってなかったからかなぁ?
巣も多くなったし…#お菓子作り#お菓子作り好きな人と繋がりたい#プリン pic.twitter.com/qDnlhbbhCy
— ㌰㌰どらちゃん㌐㌧ (@Capital_DDD_DCT) March 25, 2021
プリンは、卵と牛乳と砂糖を合わせてプリン液を作り加熱し固めるか、プリン液にゼラチンを溶か して冷やし固めるとできる手軽なスイーツです。
レシピ通り作ると比較的簡単に失敗することも少ないので、材料や作り方などレシピを忠実に守ることが大切になります。
しかし、材料を計量しても、卵はサイズで分量が変わるので、特に指定が無ければMサイズを使いましょう。
作り方では、加熱温度と加熱時間が大切なポイントとなりますが、プリン液を入れる容器の素材によっても異なるのでレシピに沿って作るようにします。
プリン液を入れる容器が、ガラスや陶器、 金属製、シリコン製などによっても異なりますし、大きさによっても加熱時間が変わってくるので注意が必要です。
失敗しにくいプリンのサンプルレシピを紹介!
プリンは、すが入ったり、固まらなかったりと、手作りでは意外と失敗しやすいお菓子の一つです。
でも、コツを掴めば初心者でもお店のような仕上がりのプリンになりますよ!
コツとしては、
- 泡立てすぎない
- 蒸し器を使う場合、ふたはすぐに開けない
- 強火にしない
- 加熱しすぎない
といったポイントがあります。
ここでは、失敗しにくいプリンのレシピを生クリームを使用した場合と使用しない場合とに分けてご紹介します。
早速、失敗しにくいプリンのレシピを見ていきましょう。
失敗しにくいプリン~生クリーム使用の場合~
材料(2個分)
<プリン液>
- 卵…1個
- 砂糖…20g
- 牛乳…100ml
- 生クリーム…50ml
- バニラエッセンス…少々
<カラメルソース>
- 砂糖…30g
- 水…大さじ1
- 熱湯…大さじ1
作り方
- 卵は常温に戻しておく。
- ボウルに砂糖と卵を入れて、混ぜ合わせる。
- ②に牛乳、生クリーム、バニラエッセンスを加えて混ぜて、こし器で2回こす。
- 耐熱の容器に③で作ったプリン液を流し入れ、ラップをしないまま電子レンジの500Wで1分30秒加熱する。次に200Wで2分加熱する。表面にポコポコと変化が見られるまで、200Wで少しずつ加熱を繰り返す。
- 加熱が終わったら、粗熱が取れるまで常温に置いておく。
- 粗熱が取れてきたら、ラップをかけて冷蔵庫で冷やして固める。目安は1時間前後。
- プリンを冷やしている間に、カラメルソースを作る。砂糖と水を鍋に入れて、中火で褐色になるまで加熱する。
- 褐色になったら、火を止めてふたをする。
- ふたの隙間から熱湯を加えて、火はつけずにふたをしたままの状態にしておく。
- 冷蔵庫からプリンを取り出し、傾けても液が垂れてこないようであればOK。
- カラメルソースを少しずつプリンにかけて、冷蔵庫で30分ほど冷やして、完成。
今回は、簡単に作れる電子レンジで加熱する方法をご紹介しましたが、蒸し器で蒸すこともできます。
こし器で2回こすことで、なめらかなプリンに仕上がります。
失敗しにくいプリン~生クリーム不使用の場合~
生クリームを使わなくても失敗しにくい美味しいプリンが作れます!
材料(2個分)
<プリン液>
- 卵…1個
- 砂糖…20g
- 牛乳…200ml
- バニラエッセンス…少々
<カラメルソース>
- 砂糖…30g
- 水…大さじ1
- 熱湯…大さじ1
作り方
- 卵を常温に戻しておく。
- 鍋に牛乳、砂糖、バニラエッセンスを入れて、弱火~中火程度で砂糖が溶けるまで加熱する。ぐつぐつと沸騰させないようにするのがポイント。
- 卵をボウルに割り入れ、よく混ぜる。
- ③に②で温めた牛乳を少しずつ入れながら混ぜ合わせ、こし器でこす。
- ④を耐熱容器に流し、鍋に並べて入れる。
- 容器の1/3程度まで水を入れて、ふたはしないで弱火で加熱する。
- プリン液にふつふつと泡が出てきたら、ふたをして弱火でさらに10分加熱する。
- 10分後、火を止める。ふたをしたままでさらに10分間蒸らす。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める。
- プリンを加熱するのと同時に、カラメルソースも作る。砂糖と水を鍋に入れて、中火で褐色になるまで加熱する。
- 褐色になったら、火を止めてふたをする。ふたの隙間から熱湯を加えて、火はつけずにふたをしたままの状態にしておく。
- プリンが固まったら、カラメルソースをかけて完成。
プリン液を作る際のかき混ぜる工程では、泡立たせない程度に優しく混ぜるのがポイントです。
温めた牛乳を一気に卵と合わせると固まってしまうので、少しずつ入れて下さいね。
また、プリン液は沸騰させてしまうとすが入る原因になるので、注意しましょう。
生クリームを使わない分、牛乳を多めに入れて作ります。
まとめ!
プリンが水っぽい原因は主に
- 冷やす時間
- 溶けていない
- 沸騰した
- 固まりにくい食品
が要因になっており、プリンを作る際に分離しない方法は
材料や作り方などレシピを忠実に守ることが大切になります。
プリンが上手く作れないという人はもしかしたら、作る工程で時間や量を守れていない可能性が高いかも知れません。
プリンが上手く作れない方は、今回紹介した簡単に作れるプリンのサンプルレシピを参考にしていただければ嬉しいです。