開店したばかりの店舗で働くスタッフをオープニングスタッフと言います。
オープニングスタッフは店舗が開店したと同時に働くスタッフです。
みんな一斉のスタートなので、基本的に敷居が低く、精神的に余裕があるのもメリットです。
私自身も過去にコンビニのオープニングスタッフで1年間働いていたのですが、オープニオングスタッフにはメリットと同時にきつい部分もあります。
また、オープニングスタッフって一斉スタートと華やかに見える裏で、実はすぐ辞める人も多いです。
今回は私の経験談を踏まえながら、
- オープニングスタッフとして働くメリット
- オープニングスタッフは実際にきついのか?
- 始めてどれくらいの人が辞めていくのか?
を紹介していきますので、これからオープニングスタッフとしてアルバイトを始めようか迷っている人は是非、最後まで読み進めていただき、参考にしていただければ幸いです。
筆者は過去にコンビニのオープニングスタッフでバイトしてました!
私はフリーター時代に、1年間ほど、駅ナカコンビニのオープニングスタッフとしてアルバイトしていた時期がありました。
1年しか働かなかった理由としては、きつかった訳ではなく、単に就職が決まり、辞めることになりました。
今この内容を読んでいる読者さんは恐らく、
「オープニングスタッフで働こうか迷っている」
「オープニングスタッフで現在働いている」
のいずれかに当てはまる人が多いのではないでしょうか?
オープニングスタッフは実際にみんな一斉にスタートなので、オープニングスタッフで働くアルバイトは初心者の方が多いです。
私も実際、アルバイトを探していたところ、某駅ナカコンビニのオープニングスタッフの募集に応募し、採用されて働くことになりました。
私の場合、オープニングスタッフとして働いた際の大まかな流れは
オープニングスタッフのバイトに応募
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店舗がまだなかったので、マクドナルドで面接(笑)
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採用後、オープニングの店舗が出来るまで、他店で研修(約1週間ほど)
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オープニングの店舗開店初日、13時オープン。オープニングスタッフとしてフルタイムで働く
といった流れでした。
私がオープニングスタッフで配属された当日は、近くの会場で野球の試合があった為、大忙しだったのを覚えております。
オープニングスタッフ当日はまず、挨拶から始まり、スタッフ一同で簡単な打ち合わせが行われます。
オープン初日ということもあり、他店から移転してきた店長や社員さんが数名と、ヘルプの社員さん、採用されたオープニングバイトでお店は賑わっていましたね。
結論を言えば、私自身オープニングスタッフのバイトは大変でしたが、楽しく働けました。
一方でオープニングスタッフにはきつい部分も多いです。
では、次はオープニングスタッフならではの「ココがきつい!!」を紹介していきたいと思います。
駅ナカコンビニで働いていた時の体験談を駅ナカバイトの評判は大変で忙しいはホント!?駅ナカコンビニ4年の体験談を紹介!の記事内で紹介しておりますので、気になる方は参考にしていただければ幸いです。
オープニングスタッフは正直きつい!?その理由を紹介!
場所によっては初日から忙しい
記念すべきオープニング初日はSNSや広告などで。オープン日や記念キャンペーンを事前に打ち出していたりすることが多いです。
また、私がオープニングスタッフ初日で働いた時は野球会場が近くにあり、巨人戦だったので、外に行列ができるほど忙しかったです。
オープニング初日は大抵、何かしらのイベント行事と重ねてきたり、キャンペーンを打ち出し、人を集客します。
初日で慣れないにも関わらず、忙しいことが多いのがオープニングスタッフのデメリットと言えるでしょう。
店長や社員も分からないことが多い
オープンしたばかりの店舗は、基本的に手探りなことだらけです。
- 大まかな客層
- 混雑する時間帯や曜日
- 売れる商品と売れない商品
- レジなどの予想外のトラブル
- 人員の配置
など、既存の店舗であれば、ある程度のマニュアルや型ができているので、いくらでも対処しようがありますが、オープンしたばかりでは思い通りにいかないことだらけです。
つまり、店長や社員もてんやわんやしていることが多く、店長や社員さんも手が空いてません。
私がオープニングスタッフで働いていた時は発注のしすぎや混みだす時間に人が少なく、暇な時間に人が溢れたりなど色々ありましたね(笑)
その辺がストレスになってしまう人にとっては正直、オープニングスタッフは厳しいかも知れません。
研修が厳しい場合も!
オープニングスタッフで働く前段階の話になりますが、オープニングスタッフは記念すべき新店舗です。
つまり、本社やお偉いさんも気合が入っていることが多く、普通のバイトの研修に比べて厳しいこともあります。
私も新しい店舗が出来るまでは他店で研修していましたが、忙しい店舗に配属されて大変でしたね。(因みに都心の店舗でした。)
また、本社で研修も行われたのですが、実際にお偉いさん方も多く、緊張感があったのを覚えています。
私も当時、同期で入ったオープニングスタッフの人が数名ほどいたのですが、忙しさと厳しさで、お店がオープンする前に何人かは辞めていってしまいました。
事前に働くお店のリサーチが出来ない
バイトを決めるときに私はよく、事前に働こうか検討しているお店をリサーチしに行っていました。
バイト先の人達の仕事の様子や客層、忙しさなど、バイトを決める際にリサーチをしっかりしておくことで、バイトが始まった後のギャップを軽減する事が出来ます。
しかし、オープニングスタッフの場合、ほとんどのお店が「改装中」になっている事が多く、リサーチしようがありません。
つまり、ほぼぶっつけ本番で当日を迎える形になります。
事前に人間関係や仕事内容を目で通しておきたい人にとってはデメリットになる部分です。
同じスタートでも能力に差が出る
オープニングスタッフの良い点はやはり、みんな同じスタートラインからのスタートという点です。
先輩後輩や能力に差が出ないところが選ぶ理由な人も多いと思います。
しかし、同じスタートでも出勤日数や経験などで同じバイトでも能力や仕事量に差が出ることが実際に多いです。
私がオープニングスタッフで入った時は、同業種の経験があったので戸惑うことは、ほぼありませんでした。
ですが、私が見ていた限りだと、同じオープニングスタッフで入っても後になってから能力の差やバイト先での評価の差は明らかとなってきていた気がします。
バイトはあくまでもお金を稼ぐ為の手段と割り切っているのなら問題ないのですが、周りと比べて、劣等感を持つタイプにとっては少々厳しいかも知れません。
経験者だと、余計に忙しくなる
同業種のバイトを経験している、オープニングスタッフバイトは職場では即戦力になります。
オープニングスタッフのバイトは基本的に初心者が多く、私が働いていたバイト先もバイトが初めての学生や外国人が多く、私も店長や社員さんと一緒に新人のフォローに入ることが多かったです。
オープンしたばかりの店舗だと、社員でも分からない事が多く、社員だけでは手が回らないことも多々あったので、当時はよく頼りにされていました(頼られること自体は苦ではないタイプなので、頼られることが自体は嬉しかったですね)
同じ業種などで働いた経験があると、仕事を任される事が増えたり、残業や急な出勤を頼まれる事も多く、自分にばかり仕事が回ってくることに不満を覚えるタイプは経験者でもオープニングスタッフで働くのに向いていないかも知れません。
希望通りのシフトに入れないことも
オープニングスタッフのシフトは、最初の数週間お店がどのくらい混雑しするのか分からなかったり、辞めていくバイトもいることを想定して、多く人を入れます。
私がオープニングスタッフで働いていた時は夜17時以降になるとお客さんが途端に少なくなるのですが、当時は人が途端にこない時間になることを想定していなかったの為、レジ3台に対して、店員が8人という状態でしたね。
最初は店員が無駄に多かったり、多く入れてもらえたシフトが、ある程度人数の割り当てが分かってくると、人件費の関係で希望のシフト日に入れない事が増えてきます。
最初は週5日で入れたはずのシフトが、時間帯の関係で週3に減らされてしまったり、シフトを多く入れたいのであれば、時間をずらすように言われたりと、希望のシフトに入れないことも珍しくありません。
私のオープニングスタッフで働いていたところは、むしろ人手が足りなかったので、フルタイムの週5日入れましたが、オープニングスタッフで働く際はその辺も注意が必要でありますね。
オープニングスタッフをすぐ辞める人はどのくらい?
オープニングスタッフというと、みんな最初からのスタートなので気が楽という一方で先ほど紹介したきつい部分も存在します。
最初は良い部分だけしか見てこなかったが、いざきつい部分を目の当たりにしてしまうとギャップで辞めていく人も実多いです。
これは私がオープニングスタッフとして働いていた時なのですが、当時私を含めてオープニングスタッフで集まったのは18人ほどでした。
しかし、そのうちの3分の1程度が、約3ヶ月間の間に辞めていきました。
オープニングスタッフは楽しい反面
- 思っていたより仕事が大変
- 人間関係に取り残されてしまった
- オープニングスタッフで入ったことに満足して、モチベが下がった
など、色々な理由で辞めていく人が多かった気がします。
その他にも、私がオープニングスタッフで入った時は学生も多かったので、1年後には就職が決まって辞めていった子もいましたね。
これは業種によって、すぐに辞めていく人の割合は異なりますが、恐らく飲食店や接客業などの忙しい業種や臨機応変な対応が求められる場所は入社後のギャップの差が大きいでしょう。
しかし、私自身はオープニングスタッフとして働けたのは良い経験でしたし、オープニングスタッフで働くのに向いている人も当然います。
次はオープニングスタッフとして働くのに向いている人がどんな人なのかを紹介していきますので、是非参考にしていただければ幸いです。
オープニングスタッフはこんな人におすすめ!!
全く新しい職場で働きたい人
オープニングスタッフというのは基本的に全く新しい環境で働ける職場になります。
既存の店舗は、ある程度のマニュアルや人間関係が形成されてることがほとんどです。
既存の店舗で働いていると
「この棚取りにくいよなぁ」
「コレここに移動しちゃダメかな?」
「お客さんの要望を実際に伝えて良いものなのか?」
「この時間帯、そんなに人いらないのでは?」
など、改善したいところがあっても、新人では言いにくい部分が多々あります。
ですが、オープニングスタッフは全てが手探りなの、改善点やお客さんの意見を取り入れやすい環境です。
新しいお店なので、改善点や思わぬ失敗は多いですが、自分の意見が通りやすい、風通しの良さはオープニングスタッフのメリットと言える部分です。
経験を生かしたい人
オープニングスタッフのバイトはほとんどが初心者たり、同じスタートという点が利点です。
店舗オープン当日は店長や社員さんも新人のフォローに加え、お偉いさんが来たり、思わぬトラブルの対応などに追われています。
オープニングスタッフの中に経験者がいると、お店は大助かりです。
仕事が一通り分かっていれば、お店側も色々な仕事を任してくれます。
私も前のバイトの経験があったので、お店から頼りにされたのは嬉しかったですね。
頼りにされることが多いと、バイトリーダーや社員へも昇格しやすいので、社員登用を考えている人にはオープニングスタッフはおすすめの選択肢と言えます。
私も一時期は、よく店長やスーパーアドバイザーから「社員にならない?」と誘われていましたね(笑)
シフトに融通を利かせたい人
オープニングスタッフは辞める人や余裕を持って、大量に採用することが多く、既存のお店より融通が利かせやすい利点があります。
週を少なく入れたい人や、少し融通を利かせたい人は人手不足の既存店舗より、オープニングスタッフで働くのがおすすめです。
綺麗な職場で働きたい人
オープニングスタッフの職場は、当日オープンなので、店内が綺麗です。
私もオープニングスタッフとして働いていた時は、店内が非常に綺麗で仕事へのモチベーションを高く維持することが出来ました。
ある程度、年数が経っているバイト先のバックヤードや売り場の死角は、結構汚いことが多いです。
綺麗な職場で働きたい人にとって、オープニングスタッフはおすすめです。
横社会で働きたい人
アルバイトは基本的に社会の一環なので、立場や年数などで縦社会が出来やすいです。
オープニングスタッフの場合、ベテランの人も何人か配属されますが、基本的に新人バイトの割合の方が多いので縦社会というよりは、横社会で働くことが出来ます。
同期が多いので、仲間意識が芽生えやすく、人間関係がギクシャクしにくいのがメリットです。
ただし、あまりにも同期で、仕事中に戯れあいすぎると、他店から来たベテランの先輩に注意されることもあるのでその辺は注意しましょう。
まとめ!!
オープニングスタッフがきついのかを紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
最後は個人的な感想になりますが、私自身オープニングスタッフで1年間働いていましたが、今まで働いてきたバイトの中で一番楽しかったのを今でも覚えております。
その理由は
- 試行錯誤しながら働ける
- みんな手探りなので、意見が通りやすかった
- 前のバイトの経験が活かせた
- 中々出来ない経験が出来たと思っている
です。
確かにオープニングスタッフのバイトには、きつい部分もありますが、楽しい面もありますので、迷っている方は是非1度オープニングスタッフで働いてみてはいかがでしょうか?