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カヌレの手作りでよく聞かれるのが、中身が空洞という失敗。
いわゆる「ス」が入った本来のカヌレとは異なり、大きく穴が空いていて見た目も味も良くありません。
外側はきれいに仕上がっていても、いざ食べようと半分にした時に中身がスカスカだと本当に残念な気持ちになるものです。
でも、中身が空洞になる原因が分からなければ、対策もできませんよね?
そこで今回は、手作りカヌレに空洞ができる原因と、中身の詰まったカヌレにするコツをご紹介します。
さらに、失敗しないカヌレのレシピもお伝えします。
お店のような中身が詰まって、細かいスが入った憧れのカヌレを作ってみましょう。
カヌレを作るときに空洞ができる原因は?
カヌレ空洞って…。
これは失敗作なのでは?…(lll-ω-)チーン pic.twitter.com/ohcguCYM8U— タカノ (@takanet0517) February 14, 2022
カヌレに空洞ができる原因として考えられるのは、「カヌレを焼く時の温度が低すぎる問題」です。
カヌレに空洞を作らないためには、いかに焼く時の温度を高くできるか、にかかっています。
ただ、この原因は「空洞ができる可能性がある」もので、ハッキリと「空洞ができる原因である」と言い切れるものではありません。
というのも、厳密に言えば、低温で焼くのは空洞よりも「ス」の入り方に影響を及ぼす原因だからです。
カヌレを焼く時の温度が低すぎると、美味しいカヌレの秘訣である「ス」が綺麗に入らなくなるのです。
その結果、カヌレの中が空洞になってしまう可能性があると考えられます。
直接の原因とハッキリ言えなくても、空洞につながる可能性があるため、作る時のコツを活かすことで、空洞を防げる可能性は非常に高いです。
中身のあるカヌレを作るコツは?
焼いてから3日経ったカヌレ。
空洞が入らなかったからか、やや重い口当たり。
昨日はもっと美味しかったんだけど。
ちなみにカヌレのカの字も知らない人に焼き立てあげたら、「なに!この美味しい食べ物は!!早く売りなよ!絶対売れるよ!」と言ってくれた。
カヌレの美味しさは焼き立て〜翌日かな。 pic.twitter.com/XGP3RmCA7D— 山口市役所前のモリのパン (@morinopan_mago) July 24, 2022
空洞ではなく、中身のあるカヌレは
外側カリッ、内側モチモチ、ふわっとした食感
の秘訣でもあります。
空洞と「ス」は異なります。
空洞があるとふわっとした弾力のある食感というよりは、ベチャベチャとしてつぶれた感じになってしまいます。
あの軽い弾力感を出せるのは、きれいな「ス」が入っているからなのです。
早速、中身のあるカヌレを作るためのコツをまとめてみると、次のようになります。
- 一気に焼き上げる
- 予熱をしてから焼く
- 前半激熱、後半じっくり
- 生地を寝かせた後は常温に戻す
つまり、焼く時の温度や焼き方が非常に重要になってくると言えますね。
カヌレの中身がしっかり詰まりながらも、きれいなスが入るのは生地の温度変化が一気に起きた証拠です。
生地が沸騰したのです。
カヌレ生地の内部の温度変化が大きければ大きいほど、中身がきれいなカヌレに仕上がります。
予熱であらかじめオーブンを温めておくと、始めから高温でカヌレを焼くことができますよ。
一定時間高温で焼いた後は、温度を下げてじっくり焼き上げましょう。
また、寝かせた生地を冷蔵庫から取り出してすぐに焼くと、生地が冷えすぎていて上手く均一に温まりません。
ムラが出てしまうと、中身の詰まったきれいなカヌレにならなくなります。
失敗しないカヌレのサンプルレシピを紹介!
カヌレに空洞ができてしまう原因や、空洞を防ぐコツが分かりましたね。
最後に、失敗しないコツを活かしたレシピをご紹介します。
【材料】
- 牛乳…400cc
- 砂糖…160g
- 薄力粉…70g
- 強力粉…30g
- サラダ油…20g
- 全卵…1個
- 卵黄…2個
- バニラエッセンス…適量
【作り方】
- 牛乳を60℃に温める。温め始めてから、湯気が立ってきたところでバニラエッセンスを加える。
- 薄力粉と強力粉をふるってボウルに入れ、砂糖も加えて混ぜる。
- 全卵と卵黄を混ぜ合わせてからボウルに入れて、さらに混ぜる。
- 全体が混ざってきたところで、温めておいた牛乳を入れてしっかり混ぜる。
- ボウルにラップをかけて、1日冷蔵庫で休ませる。翌日、焼く1時間前に冷蔵庫から取り出して常温に戻す。
- オープンを予熱で230℃に温めておく。カヌレの型にサラダ油を塗る。
- 生地を軽く混ぜてから型に流す。
- カヌレを焼く。ポイントは230℃で10分、200℃で15分、180℃で1時間程度と段階的に温度を下げていくこと。
- カヌレの外側がしっかり色づいたらオーブンを止めて取り出す。
- あら熱が取れて手で触れるくらいになったら、型から外して網の上でよく冷まして完成。
今回のレシピでは、カヌレが当日中に完成しないのが残念ですが、この生地を寝かせる工程が美味しいカヌレの秘訣なのです。
しかも、空洞防止にもなっています。
さらに、カヌレの空洞を防ぐのに欠かせないポイントである焼き方もちゃんと含まれていましたね。
細かい温度調節もあり、焼き上がりまでに確かに時間はかかりますが、空洞対策には欠かせません!
まとめ!!
上手に焼き上がったス入りのカヌレと、空洞になったカヌレとは同じ隙間でも食感は全く異なります。
カヌレに空洞ができてしまう原因には、焼く時の温度が低すぎることが考えられます。
でも、焼く時のコツを守れば、中身が詰まった美味しいカヌレを作れるようになりますよ。
今回は
- 一気に焼き上げる
- 予熱をしてから焼く
- 前半激熱、後半じっくり
- 生地を寝かせた後は常温に戻す
といったコツをご紹介しました。
実際に焼く時にコツを思い出して実践してみてください。
きっと中身の詰まったカヌレができているはずですよ。
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